2015年06月05日

となりの山劇 No.139 桃色印のお仕事 その6

となりの山劇シリーズ


アダルト伝言ダイヤル編 その後の話


 さてさて、アダルト伝言ダイヤル実践編であ~る。なにしろ「アダルト」であるから、そんじょそこらの伝言ダイヤルとは訳が違うのであ~る。何をリキンでんだか。

 確か前回は、アダルト伝言ダイヤルってのがあって、訳も解らないままに電話してみたよ~ん。というトコで終わっていた筈。とにかくこういうトコに電話した経験が一度も無いので、要するに『伝言』の仕組みがさっぱり解らないワケ。一体どうやって伝言を保存し、その伝言を再生するのか。また、プライベートなセキュリティーは確保されているのか。その辺りの事が全然わかりません状態であったのだ。

 んでも、いつまでもそんな事ばかり言っていても始まらないので、先ずは『聞き』に徹する事にしたのだった。手順は前回の時にも紹介したが、指定の電話番号に電話するとイキナリ女性の妖しいピンクボイスで出迎えがあって、個人IDとパスワードの入力を要求される。無事にパスワードが認識されると、利用可能なポイント数がアナウンスされる。そこまでが無事に済むと、実際のサービス内容の案内がある。という順序で利用可能になるのである。わかる?

 クライアントから指定された伝言ダイヤルの番組は『淫乱人妻バツイチ伝言』『変態マニア伝言』『レイプ・ナンバ伝言』の3本。これだけ聞いただけでもう赤面して鼻血が出ちゃいそうな状態だけど、とにかく聞いてみなくては始まらない。とりあえず一番目の『淫乱人妻バツイチ伝言』の番号を選択して#キーを押す。ちなみに、実際に電話をする時は会社の外の公衆電話から電話するのである。こーんな電話を社内から出来るかって。

 それで、その『淫乱人妻・・』を選択すると、実はその中でまた『オープン伝言』『プライベート伝言』の2つに別れていて、『オープン伝言』を選択すると、その中でまたまた『伝言再生』と『伝言録音』の2つに別れているのである。慣れないと、ややこしい仕組みになっている。

 「ふ~ん、それなら『再生』ってのを選ぶと女性の録音されている
    声が聞けるのだな。ピポパ。」
 「録音されている伝言を、新しい順番に再生します。この伝言に返事を出す
    場合は『1』を、次の伝言を再生する場合は『2』を、
    もう一度聞き直す場合は『3』を・・・・・」
 
 要するに、女性が録音した伝言に返事を出すというシステムになっているのである。それで実際女性の伝言を聞いてみると、例えば次のような感じの伝言が録音されている。あくまで例ね。

 「こんにちわ。私は○○歳のバツイチ主婦です。身長は○○センチ、
    体重は○○くらい。前の旦那と別れてから半年間エッチをしていません。
    私の心を体を優しく包み込んでくれる方を探しています・・・」

 「初めまして。私は○○に住んでいる○○歳のフリーターです。
    仕事が終わった夜に逢って、一緒に飲みに行ってくれる飲み友達を
    募集しています。気軽に逢って一緒に遊んでくれる方、お電話下さい。・・・」

 「もしもしこんにちわ。私は○○歳の主婦です。○○に住んでいます。
    来週の一週間は旦那が出張で不在です。この期間内に、
    割り切った大人のおつきあいが出来る方を探しています。・・・」

 とまあ、このような伝言が山となって溢れている。でも、どお。な~んか怪しいでしょ。そう、すっごく怪しいのです。こういった伝言に返事を出すなんて、本来なら恥ずかしくて出来ないのだけど、そこは仕事。後の事を考えないで片っ端から「初めまして、こちらは名古屋市中区に勤めている○○と言います。今度の○○日が空いていますので・・・」と言うような返事を録音したのであった。当然こちらの素性がばれないように偽名を使う。

 こうして約10人以上に伝言を入れておいたら早い人で30分後には伝言が入っているのを始めとして、ほぼ全部の返事が舞い込んできた。

 こちらに伝言が入っている事は、次に伝言ダイヤルを利用した時に「貴方のプライベートボックスに伝言が届いています」というアナウンスが入るので、プライベートボックスを選択すると、到着した伝言が入っているという仕組みになっている。

 その伝言を聞いて、「おぉー。返事が来た。」と、喜んだのはつかの間のこと。届いた返事の『前』の伝言がどういった内容だったかてんで解らなくなってしまったのである。それでとりあえず適当に返事を出すと、またしても返事が返ってくる。帰って来る程、どういう話だったかが解らなくなってしまった。完全に戦略ミスである。

 それで、友人からは「逢えるものなら逢って欲しい」という無茶な指令があるものだから、何とかして約束を取り付けようとするのだが、そうなると次第に一人二人と人数が減り、もしくは約束を先延ばしにされるとかして延ばされる。んで、結局一人も逢えないのであった。

 今のは女性の伝言に対して返事をするというものだが、もう一つ機能があり、自分から自己紹介をして女性の電話を待つというものもある。いちおーやはりこちらの方も押さえておこうと、何とか作文を考えて録音すると、こちらの方も女性からのコメントが山のように届き、何だか嬉しくなって片っ端から伝言を入れたら、やっぱり最後に大混乱状態になってしまったのであった。全く学習能力がない。

 「おい、『伝言』ってさあ、全然アポが取れないじゃんか。」
 「ん~、やっぱりそうか。」
 「やっぱりって何だよ。」
 「なかなかアポが取れないって言ってたんだ。」
 「だったらアポを取れなんて言うなよ。」
 「でもさぁ~、確かに難しいらしいんだけど、中にはちゃんとアポ取って
    実際に逢える場合もあるんだって。」
 「ひょっとしてサクラ?」
 「それもあるけど、それでも素人に違いないからさ、本当に気に入ったら
    逢ってホテル迄行ってしまうという場合もあるらしいよ。」
 「『らしい』んだろ。」

 その頃は未だ『サクラ』の存在をウスラウスラと感じてはいたが、実際にどうなっているのかという事までは解らなかった。しかし、それはこの桃色印の仕事をしていくうちに次第に解ってくるのであった。

 ちなみに、この伝言ダイヤルの料金は20ポイントで1000円くらいが相場。1ポイントで約1分利用できるようだ。電話代は当然別途必要になる。という事でね、多数用意していたテレカがあっと言う間にカラになってしまったのである。だから、迂闊にアナウンスを全部聞いていると、どんどんポイントが消費される。番号を覚えたらどんどんアナウンスを飛ばして聞くという技が必要不可欠であると感じた。何のこっちゃ?

 とまぁ、今回はこんな具合であったのだが、文章の方はバツイチ主婦とホテルで甘い夜を過ごした。とか、変態SEXプレイを存分に楽しんだという内容に仕上がっている。あ~、ウソばっかし。



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posted by サンタ at 11:49| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする