2016年02月14日

激変!千代菊酒蔵春の開放2016

サンタのつぶやきシリーズ
会場の様子が従来から一変してしまった

千代菊というのは古くから岐阜羽島に酒蔵を構える老舗。その千代菊でいつ頃から始まったのか年に1日だけ蔵開きが行われ、新酒の試飲等のイベントが行われているのです。このイベントを知ったのはかれこれ5年前。初めて行った蔵開きが楽しくて以降毎年イベントに参加していました。蔵開きと言っても蔵周辺の住民と共に新酒が出来たのを祝い、振る舞うようなニュアンスがあり、新酒を飲ませて貰った礼に帰る際には何本か購入してゆくというスタイルであったと思います。

ところが、今回は様々な改変が行われ様子と勝手が違いました。まず会場が従来の『中庭』メインではなく、工場裏に整備した駐車場のようなスペースになりました。つまり、酒蔵敷地の『外』です。会場が変更になって改めて思うと中庭の雰囲気って素晴らしく、また居心地が良かったんですね。今回の会場ではそういった酒蔵の雰囲気を味わうことが全く出来ません。用意されたイマイチ座りにくく立ちにくい椅子とテーブルが追い打ちをかけ、正直居心地が悪いのです。あれでは購入した新酒を開けて飲みながらくつろぐ気が起こりません。

次に肝心な試飲会場ですが、例年よりずっと試飲できる酒の種類が少ないのです。しかも一度に注いでいただける量が少なすぎ。これは現地で出会った方とか地元の方とか友人とかも皆全く同じ意見なのであえて生の意見として書かせてもらいます。共通の感想は「全体にしょぼくなった」ですかね。それから「商売っ気に走り過ぎ」でしょうか。皆で酒を飲んで楽しもうというイベントが、酒とつまみをガンガン売ろうというイベントに変わってしまった印象があります。

もう一つ感じたことは『間が持たない』ことです。原因は動線の悪さでしょうか。蔵の中は一通り眺めたらおしまいですし、販売コーナーも一度見れば結構。そうなると「外」のテント周辺しか居所が無く、座る椅子も足りなければ立ち飲み出来るようなスペースもありません。数多く集まった呑み助達の溜まり場を作り、しかも分散するべきでした。前回までは中庭、試飲即売所、奥の原酒試飲販売所という3箇所に充分に広い溜まりがあり、それらを回遊できる余裕とスペースが有ったことを思うと今回の会場は狭く飲み助達の居場所が無いと感じたのではないでしょうか。少なくとも試飲テント前の椅子とテーブルは全て撤去すべきだったのではないでしょうか。更には会場が「外」の道路と直結している為、イベント会場に入りやすいのはいいのですが、逆に言えば出やすいので用が無くなった人はさっさと帰ってしまいます。つまり、みすみす顧客を逃がしてしまっているのです。

雰囲気の件で言えば、入り口はいつもの玄関にすべきですね。あの入り口をくぐり抜けて中庭に入るのが毎度おなじみの儀式のようなものです。中庭からぐい呑みを片手に試飲会場に飛び込み乱入参戦するぞ!という意気込みがあったものでした。しかしそれが現在では「外」で殆ど完結している為居場所が無くなると帰ろうかという気になってしまいます。

当然お店の方のイベントに対する努力は凄いと思うし、非常にありがたいイベントであることには間違いありません。素直に感謝したいと思います。しかし例年より楽しみの度合いが低下したかなという印象がありました。






posted by サンタ at 20:04| Comment(0) | サンタのつぶやき | 更新情報をチェックする
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