2015年04月02日

となりの山劇 No.109 岐阜の超マイナーな林道 その2

となりの山劇シリーズ


地図にも載ってないような林道だったりする


■岩手峠

 場所は、関ケ原市街地の真北。入り口はかなりわかりずらいようです。入り口からずーっと林のなかを走る登りになっていて、いきなり高度を稼いでしまいます。その途中、下界を覗くと、関ケ原町が一望に見渡せます。道は全面舗装されています。峠に到着すると展望台などがあったりして、案外整備されているといえるでしょう。峠を越えると目の前にいきなり伊吹山が姿をあらわします。位置的にすごく近いので、このまま伊吹山ドライブウエイに行けるのではないかと錯覚さえ覚える程ですが、気のせいです。行けません。峠を越えると、道は急に狭まって、いつの間にか小さな川を従えるようになり、深い溪谷に入り込んでいきます。この道は春日村を通り、揖斐までつながっているのですが、近年、道路の拡張整備工事が行われており、信じられない程狭い道をダンプが勢いよく通るので、走行には注意が必要かと思われます。


■不破の滝

 地図を見ると、おなじみ池田山の真南に滝がある。この林道は山頂から繋がっているようだが、通るのはかなり困難(草が茂って道が見えない)。という事で断念。仕方がないので南からアプローチする事にする(フツーはこちらを先に考える)。小さな小道を走ると、ほぼ行き止まり地点に本当に滝があった。どう見ても立派な瀧である。そこから山頂に向かって道があるように見えるのだが、しばらく進んだ所で雑草に阻まれてやはり断念。誰も通らないんじゃないのか。この林道は。


■三田洞林道

 場所は岐阜市内。三田洞団地と加野団地を結ぶ山越えの林道があります。なんでこんなトコロに林道が、と思われるかもしれませんが、確かにあります。入り口は、三田洞側の方が若干見つけやすいかもしれません。林道に入る直前までは、まるっきり住宅地ですが、いったん林道の中に入るとそこは立派な秘境でした。ツーリングマップにはのっていませんが、手許にあるアトラスにはのっています。


■さざれ石公園

 世間一般的に日本の国歌と認められている歌はご存じだと思いますが、あの歌詞の中に「さざれ石」という言葉があります。この「さざれ石」って何だか知ってますか?。強いて例えると石をコンクリートで固めた様な固まりです。これが自然に出来たものがさざれ石と呼ばれているようです。場所は、以前紹介した岩手峠の北側。峠から約4キロ辺りに入り口があります。大きな看板があるので迷うことはありませんが、反対の揖斐側から入ったほうがわかりやすいと思います。地図にはなかなかのっていないようです。ツーリングマップでいうと「古谷」という地名の辺りに入り口があり、さざれ石公園はそこから西へ2キロ程入った所です。公園には、管理棟らしき建物と、寝心地がよさそうな芝生と、水が冷たい清流があるだけで、これといった設備はありません。しかし、ここには「国歌発祥の地」と彫られた大きな石碑があります。しかも石碑の下の方には・・・「総理大臣中曽根康弘」とあるではありませんか。こんな所まで来て、なにやってんでしょう。


■山中峠

 いきなり場所がとびますが、福井県の北陸自動車道の今庄インターから南へ約3キロ。ツーリングマップを見ると、JR今庄駅辺りから若狭湾の方に向かって延びている道があります。実はこれ、JR北陸トンネルが開通する前の旧線路跡なのです。ですから、山中峠といっても急な坂も急なカーブなどひとつもありませんし、元が単線なので道幅も広くはありません。探検にはもってこいだと言えるでしょう。その日は雲ひとつ無い快晴でした。今庄駅からしばらくJRと連れ添い、別れると道は山の中に入ってゆきます。道は狭いですが、道路状態は決して悪くないので、地元の車はけっこうスピードを出しています。

 特に難所は無く、車につられてハイスピードのまま前方に見えるトンネルに突入すると、・・・・

 中は真っ暗でした。私は、あまりのギャップでいきなり平衡感覚を失い、あやうく転倒しそうになりましたが、なんとか停止しました。そこは明かりひとつ無い真の暗闇世界で、出口すらも見えません。しばらく暗闇に目が慣れるまで待ち、先に進もうとしましたが、行く先が暗闇で何も見えませんし、TWの貧弱なライトなんて何の役にもたちません。仕方ないので入り口まで押して戻り、後から来た車のテールランプを目安にしてなんとか通過しました。こんな昼間に真の暗やみを味わうってのはいかがですかね?


■長良川と揖斐川の河川敷

 岐阜県墨俣町近辺の長良川と揖斐川の河川敷には、けっこうおいしい場所があり、ルートを選べばずいぶん長い距離をダートだけで走ることができます。(あれを果たしてダートと呼んでいいのか?)

 場所はいろいろ点在していますので、探してみてはいかがでしょう。ちなみに、木曽川と長良川が一番接近している東海大橋~立田大橋間に、川に挟まれた堤防(ほら、昔の人が治水したというやつです)がありまして、ここは走りやすいフラットダートになっています。ただし、かなり路面が乾燥しているので車の後ろを走るとたちまちまっ白になってしまいますが。

 この外にも小さな林道が至る所にありますが、残念ながら行き止まりな林道がほとんどです。なお、林道の難易度ですが、私はTWで走っていますので、たいていの人は大丈夫でしょう。しかし、もしここで紹介した林道を走りたいという方は(いないと思うけど)どうかご自分の責任でもって走ってください。ご存じのとおり林道は危険な場所です。何かあったときの責任は残念ながらもちかねます(池田山ではよく車が谷に落ちる)。十分に注意しながら楽しんでください。


■揖斐川河川敷養老付近

 最近、休日でも自由時間がまるっきり無い日々が続きましたが、ふいに自由時間ができたので、3年振りに買い替えた安物パーカー(バイク用ではない)の耐寒試験を兼ねて超短時間の散歩に出かけました。

 目指すは前々から気になっていた養老付近の揖斐川堤防。あそこの堤防の一部は確かにダートになっている筈なのです。めっちゃほどではありませんが、そこそこに寒い中、目指す地点に到着すると、ありました。正確な場所は、揖斐川の福束大橋から今尾橋間の山側の堤防です。全長は約5キロ弱。

 路面は、踏み固められた砂利の完璧なフラットダートでした。その辺りの揖斐川の流れは緩やかで、しかも浅瀬になっていたりするので、野鳥の宝庫という感があり、たいへんのどかな静かな所で、全然人がいない・・・と思ったらラジコンの飛行場がありました。どちらにしても、人気は殆ど無いみたいですね~。静かな所ですよ。



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posted by サンタ at 17:02| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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