2015年03月15日

となりの山劇 No.100 賃貸住宅立退き その3

となりの山劇シリーズ


その話ってどうよ?


 さてさて、かのA君ですが、めでたく今月から新居へ移転いたしました。ですからこのお話もそろそろ終わり。といきたいところですが、新たな事実が発覚したのです。

 今回の立退き話に対して、アパート全住民の意志を統一して大家との対立行動をまとめていた人はA君の隣の住人です。仮にNさんとしておきましょう。このNさん夫婦は未だにがんばっているのですが、どうやら現在、そのアパートに「住んでいない」・・・・・らしいのです。

 A君の説明によると、隣のNさんは丁度別のアパートに引っ越す準備をしていたらしいのです。それでその時、たまたま立退きの話が持ち上がったので、これは金になる、と思ったかどうかはわかりませんが、とりあえずカミさんと子供だけはそのまま新しいアパートに移り住み、おやじ一人だけが残ったそうな。

 それから以前に紹介したような反対行動を起こしていたわけですが、最近になって、やはりジメジメした環境に耐えきれず、そのおやじも新居に移ってしまって、立退きアパートの部屋はただの物置状態になっているそうです。要するに、現在その立退きアパートには誰も住んでいないという事になるのでしょうか。

 果たして、Nさんはいくら金額を積まれたら納得するのでしょうか。少なくとも半年分の家賃はムダになっているのですから、それ以上要求しているのだな、とはわかります。一説によると200万円程要求しているというウワサもありますが、本人から聞いたわけでないので、なんともいえません。

 私はこの件でNさんを非難するつもりは毛頭もありません。だって、私んちに立退き話が出てきたら、やはり困ってしまいますもん。ま、人それぞれ考えがあると言うことにしておきましょう。

 それはいいとして、結局A君に支払われた立退き料は適正だったのでしょうか。答えは「少し足りなかった」そうです。

 というのも、入居の際にかかった費用、敷金礼金各種移転手続き引越しその他モロモロを合計すると、「家賃8ケ月プラス敷金」くらいかかったそうな。

 これはもちろん荷物の量や、新居の家賃によって変わってくるので一概には言えませんが、最低でも「持ち出し」の無いような立退き料が支払われるのがスジなのかなぁ。などと考えてしまいます。すると、もしウチが立退くならいくら必要なんだろう。・・・最低80万円くらいかなー。



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posted by サンタ at 09:29| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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