となりの山劇シリーズ |
突如住んでるところから出てけという
先日、会社で後の席に座っているA君(仮称)が渋い顔をして会社にやってきました。その表情があまりにも暗いので何事かと聞くと、・・・
「実は今住んでいるアパートを出ていくようにと言われて・・」
来年の2月にアパート自体をを建て直すからそれまでに出てくれと言われたそうな。その話しを一通り聞いていた周囲の連中が一斉に質問した。
「それで、いくらもらえるんだ?」
「えっ?」
「だから、立退き料だってば」
「何も聞かなかったけど、もらえるの?」
「あたりまえだろ、大家の都合なんだから」
「そういうものかなぁ」
自分を含めて他の連中は無責任なもので、「ごねろ!」とか「裁判に持ち込め」などと言いたい放題。試しにと思って、その関連のフォーラムを覗いて、面白そうな記事を片っ端からダウンロードしてみると、そーいったトラブルや無理難題、あげくの果てに裁判沙汰で勝ったの負けたのなどなど、ざっくざっくとありました。
昨日からずーっと目を通しているのですが、自分も賃貸住宅に住んでいるから決して他人事ではなく、明日の我が身なので非常に興味があります。
それで、A君(仮称)の状況に当てはまる解答を探していくと、次のようなものがありました。相談相手は、賃貸住宅のオーナー、仲介業者、立ち退き経験者など様々です。
●賃貸料の6ヵ月分を立退き料として支払う、敷金は償却する
●一律20万円を立退き料として支払う
●賃貸料の12ヵ月分を立退き料として支払う、敷金は戻す。
●立退き料として新居の敷金礼金及び引越し料金を負担する。
●契約継続として、一時的住居の費用及び引越し料金を負担する。
A君(仮称)は、これらのプリントアウトを手に、大家と交渉すると息巻いていますが、果たしてどうなるものやら。外野としてはとても楽しみであります。
次号に続く
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となりの山劇 No.099 賃貸住宅立退き その2
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