となりの山劇シリーズ |
待望のプリンタを購入した時の話
最近、カラープリントにはまっている。というのも、先月にエプソンのPM-750C、ほら、スピードのCMで「カラリオーーーー」って宣伝しているやつを購入してしまってから、カラー印刷が面白くて面白くて仕方がないのです。
このプリンターを、本来なら昨年末に購入するべきだったかもしれないのだが、昨年末の時点ではまだ「IIfx」という旧型機種を使用していたんで、そん時使っていたスタイルライタ2400で十分だった。第一、PM-750Cは年末の時点において、新製品で出たばかりでとても高価だった。
ところが先々月に、何を思ったかついにパソコンの買い替えを決意し、大須でたまたま見つけたPM9500/180MPの激安品をゲットしてからというもの、今度は「カラリオが欲しい、カラリオが欲しい、カラリオが欲しい・・・」と、まるで呪文のように頭の中を駆け巡っていたのだった。
そのカラリオは、昨年末に比べれば4千円程度は値下がりしたとはいえ、まだまだ高い。今年の夏、いや、今年の年末には確実に値下がりするだろうからもう少し待て。とは考えたものの、情けなや、欲望に負けてしまってついにプリンターも購入してしまったのであった。
しかーし、殆ど衝動買いのように手に入れたカラリオの性能たるや、大変素晴らしく、今まで使用していた2400とは雲底の差で、比較すること自体がナンセンスと言わしめる程である。
そのカラリオの持つ最高品質モードの「フォトクォリティー」に設定すると、インクジェットのくせに、ドットがほとんど見えないと言う点。さらに、6色インキを採用しているため、従来インクジェット方式の弱点と言われていた薄色もしっかりと表現されると言う点。しかも印刷速度が高速で、2400と比べると2倍以上は高速化されているという点。これを光沢紙に印刷するとまるで写真?と見まがう程の品質の高さに、余は大変満足している。
おかげでそれからというもの、毎日毎日印刷に明け暮れている。とりあえず、インキ1本分くらいはぱーっと使い切ってやろうと考えている。というのも、このプリンターのドライバの性格や、発色の癖をある程度つかんでおきたいからだ。
この原稿を執筆している時点で既にハガキで100枚以上、A4で10枚以上印刷して、やっとインキの残量が少ないという警告が出た。しかしまだゼロではない。説明書には警告が出たらインクを交換して欲しいという旨が書いてあるが、とりあえず今回は無くなるまで使い切ってやろうと考えている。
さて、このようにして高画質プリントをエンジョイしているのだが、高画質プリント用の写真データを作成しようとすると、最低でも360dpiは確保したい。そうすると、A4サイズのカラー写真データ容量は30メガ以上になってしまうではないですか。
さらに、フォトショップでカラー写真合成をする場合、仮にA4サイズの写真を2枚用意すると、単純計算で60メガ。フィルターなどを使用したい場合は、その写真サイズの3倍程度のメモリが必要とされるからと・・・・・という事は、A4サイズの写真2枚をあれこれ細工を施して作品を仕上げる場合、アプリケーションサイズはぬわぁーんと120メガという計算になるではないか。驚異!。
最近メモリの値段がどんどん下がっているが、必要とされるアプリケーションサイズも、どんどん増加しているんだな。ほんの一昔前まで、メモリはとても高価で、アプリケーションサイズを10メガ割り当てるって事に「へーーー」って驚いていたのに、今では100メガでも足りないという事になっている。あー、やんなっちゃう。
今のパソコンのカタログを見ると、ハードディスク容量が標準で2ギガってのは当たり前。最新機種になるとハードディスク容量5ギガという化け物のようなノートも登場してきている。
この大容量は普通の人が普通に使う限り、とても使い切れない容量の筈だが、そんな心配をよそにどんどん大容量化の一途にある理由のひとつに、最近のカラリオのような高画質プリントが出来るプリンタの登場もあるんじゃあないかなと考えてしまった。だって、写真の素材や途中経過を保存しておくだけでハードディスクの残量がなくなってしまうもんね。大体からして、最近のOSが大容量になってきたんだよね。今使っているマックのシステムフォルダの容量は300メガを楽々越えている。
またまた昔の話をするけど、昔はフロッピーにシステムとアプリケーション。例えばイラストレータとOSが同居できて、フロッピーからブートして使ったもんだけどね。時代は変わったもんだわ。
次号に続く
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となりの山劇 No.095 カラリオを買った その2
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