2014年11月24日

北海道ツーリング1987 その5

山劇トラベルシリーズ
ニセコ、そして羊蹄山を攻略

 積丹半島越えの道は、手持ちの地図によれば峠付近がダートっぽかったのですが、舗装が完了したばかりの快適な道路でした。
 当丸峠までは快晴だった筈だが、峠を越えた途端に曇ってきて、同時に寒くなってきた。進行方向に見える山脈の上部には完全に雲がかかり、雨が降り出すのは時間の問題だと見て取れる。状況はヤバイ。
 岩内でガソリンスタンドに立ち寄り、スキーで有名なニセコを目指すが標識がやたら分かりにくい。道に迷う度に地図を出して確認し、それでもなんとか正しい道を突き止めてニセコへと駒を進めた。
 その途中、ついに恐れていた雨が降り出した。まさか北海道の初日からカッパを使う羽目になるとは夢にも思わなかったが、そんな事も言ってられない。雨が降り出した途端に一気に気温が下がったようで結構寒い。神仙沼辺りでとうとう霧まで出てきてしまった
 とても休憩できるような状態でなかったのでニセコはそのまま走り抜けた。計画では洞爺湖へ向かうつもりだったが途中で倶知安へ進路変更し、北海道富士とも呼ばれる羊蹄山の一周コースに切り替えた。
 羊蹄山に到着した。しかし頂上部分に雲が掛かっていたの為全景は見れない。そのかわり羊蹄山に一番近い快適な周回ダートを見つけだし、そのまま羊蹄山をほぼ一周した。雨は相変わらず降り続いている。時計を見ると昼はとうに過ぎている。店に入ろうにもカッパを脱ぐのが面倒くさい。何となくそのままノンストップで走り続けると、いつの間にか洞爺湖に到着した。

一旦は晴れたのにまたしても雨?

 先ほどまでシトシト冷たい雨が降っていたのに、洞爺湖に着くといきなり天気が回復して青空が見えてきた。晴れると今度は暑い。さっさとカッパを脱ぎ、めでたく無事昼食にありつけた。
 気ままな天気のせいで暑くなったり寒くなったりと忙しい。洞爺湖を半周した辺りの売店で地図を見ていた二人乗りのGPZ250を見掛けた。本日の目標は支笏湖畔の『ポロピナイキャンプ場』だが、まだまだ60キロ以上ある。北海道時間で予測しても1時間以上はかかりそうだ。本日ラストスパートに向け再び気合を入れ直して走り始めた。
 本日はキャンプを予定している。途中どこかで今夜の食料を調達しなければならない。しかしなかなか食料品店らしい店が見つからない。何度か集落を過ぎた辺りでようやく市場を発見し、肉屋でジンギスカンを購入した。500グラムで500円だった。
 支笏湖の直前、美笛峠の美笛トンネル辺りで次第にガスってきて、トンネルを抜けたら再び行く先は一面の白世界。視界はかなり悪い。しかも、雨まで降り出した。
 
 「どうなってんの?また雨だよ。」
 「先輩のせいじゃないですか?」
 「・・・・・」

 時間はまだ夕方の6時。この時間ならまだ明るいはずなのに霧と雨のせいでかなり暗い。今日は早めに飯にしたいし。予定していた『ポロピナイキャンプ場』まで行くのはあきらめ、その場所から一番近い『国設美笛野営場』で泊まる事に決めた。地図を見ると国道276号線から左に曲がって近そうな感がしたが、その道はハードなドロドロダート。本当にこの道で正しいのだろうか、引き返そうかと迷っているうちにキャンプ場に着いた。

初キャンプは国設美笛野営場に決定

 そのキャンプ場は乳白色の深い霧に包まれた妖艶な支笏湖の湖畔にあり、天気さえよければ正面に恵庭岳がどーんと見える・・・らしい。キャンプ場といっても、湖畔の開いている場所に適当にテントを設営するといったラフなキャンプ場で、自分達の外には同じバイクの連泊者が一人居ただけ。  小雨が降る中テントを設営し、焚火をたいて夕食の準備をしていると、先ほど洞爺湖で見かけた2人乗りのGPZがやって来た。ここに来た事情は我々と同じようなものらしい。結局その日のキャンプ場利用者は計5人。夜になるとその5人で焚火を囲み、夕食を食べながらいろいろな話をしていたが、10時頃突然に雨足が強くなってきたのでお開きとした。テントに戻ると特にやることもないし、明日の朝日を夢見て寝ることにした。これがこのテントでの初キャンプなのに、早々に雨に降られてしまった。上陸初日から最悪の天候になってしまったが、これ以上悪い天気は無いだろうと心に言い聞かせるのであった。

本日の走行距離... 339km

次号その6 日勝峠を超えて初のライダーハウスに突撃します

今回の全行程マップ。
北海道への行き帰りは新日本海フェリーを使用、出発及び到着は小樽フェリーターミナル。
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posted by サンタ at 18:00| Comment(0) | 山劇トラベル | 更新情報をチェックする
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