2014年11月24日

北海道ツーリング1987 その2

山劇トラベルシリーズ
出発時の期待と不安は独特のものがある

1987年7月4日(土)

 昼間は見事に晴れていた。午後6時、会社終業と同時に出発。荷物一式は前もって会社に用意しておいたのでアパートへ帰らずそのまま集合場所を目指して走りだした。空にはやや雲が多い。一抹の不安を抱きつつ名岐バイパスをひたすら北へ走る。
 
 馴染みのYSP岐阜南には7時きっかりに到着。勝手に集合場所にされた店の大将が「何事だ?」という顔をしていた。今から北海道へ行くよ~んなどと言って雑談してたら、間もなくカトーもやってきた。YSPの皆さんに見送られながら、改めて敦賀に向けて出発。
 
 YSP岐阜南から国道21号線を西の方角へ順調に走り、関ケ原を越えた辺りで完全に日が落ちた。そのまま伊吹山を通り過ぎ、木之本を通過しようとしたその時、シールドにぽつりぽつりと当たる物があった。なんと無情にも雨が降ってきた。

 「あららら、雨だよ、カトーちゃん。」
 「やばいっすね。」

 ノンストップで敦賀迄走りきるつもりだったが、雨足が強くなってきたし、敦賀まではまだ距離があるし。という状況判断の結果、早めにカッパを着ることにした。

 「お前が雨男だ!」

 お互いになすり付け合いながら素早くカッパを着用し、再び出発した。敦賀に着いてしまえば快適なベッドが待っている。
 午後9時30分、フェリー埠頭に到着。フェリー乗り場に着くやいなや面倒な乗船手続きを先に済まそうと窓口へ行くと、受付の人が言った。

 「バイクは今からすぐに乗船になりますから急いでください」

 休む間も無く乗船という事に。駐車場の列に並びに行くと間もなくして乗船が始まり、すぐに自分の順番が来た。雨で濡れたスローブが滑りそうで怖かったが、なんとか無事乗船。バイクがしっかり固定されるのを確認し、必要な荷物だけ持って船室へ入った。

いよいよ長いフェリー内生活が始まる

 今回もまた少しリッチに2等寝台を取ってある。寝台の場所を確認し、素早くTシャツ、短パン、ゴム草履という「定番船内用くつろぎファッション」に身を固め、晩飯に船内常用食である『カップラーメン』を食べ始めると何かしら回りの人に受けた。周囲の人は、自分達のような小汚いライダーとは違い、フツーの人達のようだ。
 
 午後11時きっかり、定刻通りに敦賀を出港。同時に船内公衆浴場が開放され、早速入りに行く。これだけの人数を収容したフェリーだからさぞかし大きなフロだろうと想像していたが、思ったよりも小さい。水が貴重だからかなぁと勝手に想像しながら湯舟につかる。
 フロから戻ると時間は既に12時を回っていた。はやる心を押えつつ明日に備えてビールを飲んで早々に寝る事にした。小樽到着まであと32時間。先は長い。

本日の走行距離... 128km

次号その3 フェリー内は退屈で仕方ないんだよね

今回の全行程マップ。
北海道への行き帰りは新日本海フェリーを使用、出発及び到着は小樽フェリーターミナル。
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posted by サンタ at 17:35| Comment(0) | 山劇トラベル | 更新情報をチェックする
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