山劇コミックシリーズ
過去の黒歴史を積極的に改編介入する話
アイデア自体はよくありがちなベタな話だね。動機もまぁいいんじゃないか。青春なんだもん、大いにアリだよ。もし自分がこのような事態になったらどうするかなー。やっぱ高校生活の中で後悔してることってあるじゃない。きちんと告白しておけばよかったとかさー。ほら、青春だろ? 全巻を通して物語的には主に3つの話に分かれていてさ、最初の団長を救う話の辺りは進行がぎこちなくて、 正直イラッ とくる部分も少なくない。多分主人公の性格設定のせいだと思うんだけど、もしかしてこの手の設定の話が苦手じゃないかと思ったりする。なーんかスッキリしないんだわ。 常にウダウダ。 そんなモヤモヤした中次の演劇編に突入していくんだけど、話としては面白い部分が多くなってきたものの、やっぱりスッキリしない。ここでもウダウダ。このイライラっぷりは、もしかしてこの作者の作風なのか。そして最後の団長後継者編になだれ込んでいくわけだが、ここまではとりあえず話の勢いはあったと思う。そうでなければ満喫で一気に読めないって。ところが、どの辺りに話しの着地点があるのかと思ってたら、突然未来編だって? 何ていうのか、 編集部から突然「巻き」が入った かのような急展開。そしたら案の定中途半端な最終回。せっかくここまで読んでやったのに落とし所はそこかよっ。最近スッキリした最終回って見たこと無いが、これもか。最終回直前まではウダウダしながらそれなりに楽しめたのに、 終わり方最悪 じゃん。も~少し何とかならんかったものかね。ということで本日はここまで。
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