2019年03月16日

<海の御先> 文月 晃

山劇コミックシリーズ
死角なきハーレム漫画


独断と偏見的評価: ★★★☆ (2016年7月17日現在)
<状況:全話完読>

今迄ヤングアニマルって雑誌は一度も読んだことなかったんですよね。  「アニマル」って言うだけあって実に若者向けらしい内容が多く、 そらー嫌いじゃないけどさぁ、 そっち方面ばかりってのもなんだかねーって感じで避けてました。  それで今回、雑誌ではなくコミックスの方なのですが、 たまたま目にする機会が出来たので試しに読んでみたのがコレ。  もうなんつーか、すっげー都合がいい物語なのであります。  男子なら皆憧れるような状況ですよねー。  なにしろ登場する女子が 「天然」 「ツンデレ」 「奔放」という 死角が全く無い3タイプ。 タイプこそ違うが3人の美人から順番に寵愛を受けるという、 とんでもないハーレムマンガ。  順番にというところがミソでね、満遍なく見せ場が回ってくる。  若干の偏りはあるが、ほぼ公平な持ち時間が与えられている。  この中から1人選べと言われても困るよねー。  舞台が閉塞感高い離島ってのもいい。  そのおかげか登場人物が実に少ない。  学校関係の友人は殆ど登場しないし、 村人なんて殆ど登場しないし。  凪のオヤジはついに姿を現さないし、母親の顔も不明だし。  雫の家族は母親が出るかなと思ったけど結局出ないし、 そよぎの家族はこれっぽちも出ないし。  勿論チラ見くらいはあったかもしれないけど記憶に無いくらい。  とにかくすっごく都合がいい舞台を揃えたなーって思う。  最初の頃は3人の自己紹介的に無難に物語が進み、 ラスト一気に盛り上がってきた・・・・と思ったら、 何かねー、予想していたけど、 無難な結末にがっかり。 元々「3人の女性を満遍なく見せるマンガ」なんだから仕方ないな。  ところで最後の北海道編って唐突すぎないか。  アフターサヴィスのつもりなんかしらん。  本日はここまで。



posted by サンタ at 00:00| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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