2013年08月20日

山劇 No.121 折り畳み自転車の見分け方

山劇/となりの山劇シリーズ
折り畳み自転車を見分けるコツがわかってきた

 新しい折り畳み自転車が欲しい~って思い続けて2年余り。今年の夏にやっとのことで購入出来たわけです。この欲しかった長~い間、いろーんな折り畳み自転車を見て回りました。お陰様である程度安い自転車とそうでない自転車の区別ができるようになりました。まぁ、自転車に値札が付いてれば手っ取り早いけど、そうでない場合、一体何処で判断すればよいのでしょうか。

 最も分かりやすい判断基準の第一番は《重量》でしょ。 自転車は軽ければ軽いほど高いですねー。一般に重量とお値段は完全に反比例します。片手で持ち上げて「よいっしょ」と声が出たら安い自転車。「ひょい」と持ち上げる事ができれば安いくない自転車の可能性が高くなります。大雑把な感覚的に数字で表すと 13キロ辺りが境目 かなー。本当に軽い折り畳み自転車は10キロを軽く切ります。

 次に《折り畳み機構》の構造。この部分は折り畳み自転車において一番余計にお金がかかるところなので、安い折り畳み自転車程簡単な構造。しかも殆ど全て同じ形、同じ構造をしています。折りたたみ部分がしっかりしていて、レバーの仕組みが他と違っていた場合、安くない自転車である可能性が高くなります。

 3番目は変則段数。変速式を採用している場合は 7段変速以上 であること。多くの場合、6段変速まではごく普通です。ちなみに広告でよく見かける『安心のシマノ製』という売り言葉ですが、これはシマノ製の変速部品を使用しているだけという話。以前はこれでもよかったかもしれませんが、現在ではシマノ製変速機構以外を探す事の方が困難。同じシマノ製でも変速機の型番をきちんと明記して無い限りメリットとは言えません。

 ここからは細かな話になります。次に見る箇所は フロントギアの径。 要するにペダルのところのギアの直径。よく「折り畳み自転車はいくら漕いでも走らない」とか、「スピードが出ない」と言われる原因はここにあります。安い自転車はフロントの径が小さくできています。安くない自転車はこの部分の径が大きく、結果的にある程度速度も出ます。

 もし購入した時からタイヤ交換していないならば、タイヤを見てみるのも手です。「ケンダ」「シュワロベ」といったタイヤを使用していたら少しは安心かも。

 あとはそうですねー、実際に折り畳んだ際の纏まり具合を見てみるのも良いかもしれません。きちんとした折り畳み自転車ほどコンパクトにきっちりとまとまるような気がします。

 逆に全くあてにならないものは、自転車についてるブランド。巷でよく自動車ブランドがついた自転車を見かけますが、アレらは殆ど全て中国の同じ工場で作られています。極端な話ブランドの違いは塗装の違いでしかありません。 ブランドと車のメーカーとは全く関係ない ものです。しかし、それらの中にはごくまれに軽くて折りたたみ機構が他とは違うものが存在します。きちんとしたメーカーのOEM品、又はライセンス品が売ってる場合があります。運良くそのような低価格で品質が高い折り畳み自転車を見つけることができたらラッキーかも。

 最後にお値段です。そうですねー、とりあえず2万円辺りが1つの区切りでしょうか。折り畳み自転車は余計な機構がついてるせいで通常のシティサイクルより割高なのです。3万円前後になると結構マシになりますが、まだまだ重量的に重い折り畳み自転車が多いようです。4万円を超える辺りでいよいよ重量が軽くなってきて、この辺りからDAHON(ダホン)が視野に入ってくるようです。実際上を見ると10万円を軽く超える、恐ろしいプライスの自転車がズラリと並んでいます。しかし自分を含む一般人には4万円辺りがひとつの限界なのではないでしょうか。購入可能な人はどうぞもっとを目指してください。きっと素晴らしい趣味の自転車が手に入るかと思います。



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posted by サンタ at 18:08| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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