野球マンガである。 レジーとは、助っ人外人である。 その助っ人レジーが巻き起こすカルチャーショックの嵐。 そー言うマンガである。 足りない? では、もう少し。 主人公は名前を見ればわかるように、外人さ。 もともと大リーガーの選手だったんだけど、 あるとき怪我をして、何だかんだで日本へやってきてさぁ~。 それでもって、 日本で一旗上げてやろうと企んでたんだけど、 入った球団が「東京ジェントルメンズ」といって、 名前で大体どーいうのか想像がつくと思うんだけどさ、 やたら規律と格式に厳しい球団だったわけ。 そこで様々な事件が起こるんだわさ。 レジーも何処か意地っ張りなとこがあって変といえば変なんだけど、 出てくる人物がことごとくむっちゃんこ変!。 レジーの追っかけホモ外人が出てくるわ、 監督はまるで平岡監督みたいだわ、 その腰ぎんちゃくで、やたらフォームの矯正を やりがたるバッティングコーチは柴田そっくりだわ、 味方も敵も、みぃーーーーーんな変! ことごとく、変!。 とにかく変!。 変なんだけど、その変なところが、 とてもステキ。 中でも第一級の変は、あれだ。 広島の辺りの球団の、サイドスローの投手。 立花だっけ? こいつの自己満足と自己完結。 そして見るものを瞬時に凍てつかせる 独特の美的感覚。 投球の際に見せるバラをしょったイメージが、 見るものの背筋を確実に凍らせること 間違いなし。 いっておくが、これは褒めてるんだよ。(笑) 説明が逆だったけど、マンガのタッチも独特でさ、 太い線でゴリゴリと描いてあるところも新鮮だったさぁ。 新鮮だけど、極めて癖っていうか、個性的っていうか、 アクが強いっていうか、とっつきにくいとでもいうか、 決して読者に媚びないそのりりしさが最高。 この辺り「あだち充」の描くような野球マンガとは両極だと思うよ。 外人も変なのが多いけど、日本人だって負けていない。 元同僚で、バルーンズに移籍させられた溝口っていう天然バカな投手も 最高におもろいわぁ。 奴は思いっきり天然やんねぇ。 何をしても悪気なんて一切無し。 このマンガは、そーいった 男と男の意地と意地のぶつかり合い。 これがこのマンガを正しく楽しむ方法だろうよ。 ちと短いけど、 今日はここまで~。
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