山劇コミックシリーズ
ジパングの時代と重なってるよね
独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>
<状況:全巻完読>
また龍が行方不明になったみたいだねぇ。 でも今回のはそのうちひょっこりと出てきそうな気がするね。 この「龍」も連載長いわぁ。舞台もすっかり満州に根が張ってしまってるよね。 初期の頃はまさに昭和の京都。無粋なビルや電柱や、もちろん 京都タワーも無い素朴な京都の舞台で繰り広げられる青春物語って 感じがしてたのに、突如として実業家時代に突入して、 いつの間にか「親父殺し」の汚名を着せられて、舞台は一転して中国へ。 なかなか展開が目まぐるしかったよねぇ。 それにしても、村上もとか描く男性像ってさ、いつも「不器用」なんだよね。 不器用で、しかもまっすぐ。 これが登場主人公の共通項だよな。 最初に手にしたのは確か「赤いペガサス」で、 それから「ドロファイター」。その次が「六三四の剣」で、 その次が「風を斬る」で、 あとは・・・「ヘヴィ」とか、タイ警察の話とか、 江戸時代の医者の話の「仁」とか、、、 何だかんだでいろいろ読んでるよなぁ(笑) 話を元に戻しましょう。 この「龍」の世界は、面白いことに昨日紹介した 「ジパング」とダブルのだよ。 登場人物、例えば石原莞爾とか、毛首席とか、 フリージャーナリストのカメラマン等々・・・・ 両方の作品で全く同じ人物が登場するのね。 おかげで「龍」の世界に「みらい」があるのか。。。 「ジパング」の世界のどこかに龍が活躍しているのか。。。 などと、物語がごっちゃになる時がある。 お互いやりにくくないのかなぁ? 案外面白がっていたりしてね。 などといらん心配をしてしまいそうだ。 今後もどんな展開になっていくのか、 結末の落とし所はどこなのか? まだまだ目が離せない。
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