山劇コミックシリーズ
マンガによる寄席入門書だね
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>
<状況:全巻完読>
古谷三敏と言えば・・・・・・ やっぱ「だめおやじ」でしょ。 あれはあれで一世を風靡したよね。 でも今回は、そんな世界とは一転して寄席の世界。 正直に言うと、 おいら一度も寄席に行った事が無いし、 まともに落語なんて聞いた事が無いさ。 小さな頃は何だかじじむさい世界のような気がしてたし、 なんちゅうの?。 その世界の名人の名前も特に知らないしさ、 興味が無いってのは、あかんよねぇ~~~。 そお思ってたら、このマンガが登場してさ、 これが結構面白かった。 あの、だめおやじ風の絵柄が寄席の世界にこんなにマッチするとは 夢にも思わなかった。(失礼かなぁ?) こーゆーすっとぼけた絵柄がさ、人情物ってのかな? 特に寄席の高座での演技がまたいいよねぇ。 実際の話、余計な感情表現は一切無いんだよな。 どちらかというと無表情で感情を表すっての? 大げさに言うとさ、能の、あの面に通じるんかな? だからこそ読んだ人それぞれの読み取り方があるのかなぁ? 他の人がこーいうのを描いたら、絶対に肩に力が入って、 いろんな感情表現をするんだろうなぁ。と、思うよ。 まさに適任だったってことか。 これで一気に寄席の落語の世界に突入か? と、思うのは浅はかで、 そーは簡単には問屋がおろしてくれないのさ。 ということで、おいらの寄席の観念は いまだにこのマンガの中だけ。 果たしてこのシリーズの中に実在したモデルがいたのかどうかは わかんないけどさ、知識無いし。 このマンガから寄席の世界に興味を持った人は 少なくは無いんじゃないかと、 そう思うんですわ。 ということで、今回はここまでっ。
関連サテライトサイト
【関連する記事】
- <キマイラ> 戸田幸宏・八坂孝訓
- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展