2013年03月17日

<寄席芸人伝> 古谷三敏

山劇コミックシリーズ
マンガによる寄席入門書だね
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

古谷三敏と言えば・・・・・・ やっぱ「だめおやじ」でしょ。 あれはあれで一世を風靡したよね。 でも今回は、そんな世界とは一転して寄席の世界。 正直に言うと、 おいら一度も寄席に行った事が無いし、 まともに落語なんて聞いた事が無いさ。 小さな頃は何だかじじむさい世界のような気がしてたし、 なんちゅうの?。 その世界の名人の名前も特に知らないしさ、 興味が無いってのは、あかんよねぇ~~~。 そお思ってたら、このマンガが登場してさ、 これが結構面白かった。 あの、だめおやじ風の絵柄が寄席の世界にこんなにマッチするとは 夢にも思わなかった。(失礼かなぁ?) こーゆーすっとぼけた絵柄がさ、人情物ってのかな? 特に寄席の高座での演技がまたいいよねぇ。 実際の話、余計な感情表現は一切無いんだよな。 どちらかというと無表情で感情を表すっての? 大げさに言うとさ、能の、あの面に通じるんかな? だからこそ読んだ人それぞれの読み取り方があるのかなぁ? 他の人がこーいうのを描いたら、絶対に肩に力が入って、 いろんな感情表現をするんだろうなぁ。と、思うよ。 まさに適任だったってことか。 これで一気に寄席の落語の世界に突入か? と、思うのは浅はかで、 そーは簡単には問屋がおろしてくれないのさ。 ということで、おいらの寄席の観念は いまだにこのマンガの中だけ。 果たしてこのシリーズの中に実在したモデルがいたのかどうかは わかんないけどさ、知識無いし。 このマンガから寄席の世界に興味を持った人は 少なくは無いんじゃないかと、 そう思うんですわ。 ということで、今回はここまでっ。

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posted by サンタ at 11:52| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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