2013年03月17日

<プレイボール> ちばあきお

山劇コミックシリーズ
昔のタイプの野球部ですね<
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

これまた古いマンガを持ちだしたものだ。 ふふふふっ え~~と、野球マンガね。 まさか「プレイボール」とか言ってサッカーだとは思わないっしょ。 もともと「キャプテン」というマンガがあってさ、 最初はそちらの方で活躍、というか、最初はどーしようもない補欠だった主人公谷口君が、 いろいろ努力して「墨谷中」のキャプテンとして認められ、 いろいろあって強豪を勝ち進む。という内容だった。 ここで世代交代っていうか、谷口君は野球部を引退して卒業。 それと同時に主人公も交代。 で、この交代した後って、ひたすら「根性」のマンガになっていくんだわ。 試合がどんどん長くなるパターンね。 ま、こちらはここにしておいて、谷口君の話。 世間的には前作「キャプテン」の方が有名だけどさ、 おいらあくまで谷口君のおっかけをしたいわけ。 てなことで、舞台は「墨谷高」へ。 いつの間に受験したのかっていうのは言いっこ無しね。 でもさ、「プレイボール」は最初、 サッカーマンガだったんだよ。 冗談じゃーないってば。マジよ。(笑) 実は中学の時に指を無茶してさ、使えなくなっちゃったんよぉ。 それで仕方なくサッカーの道に進む。という事だったんだけどさ、 やっぱ野球に未練があったりして、 いろいろあって、(いつもこれさ) 元の野球マンガに戻ったのさ。 でも、このマンガの面白いというか、珍しいのは 「天才」とか「必殺技」といった、 現実を無視したような展開にならなかったところだよなぁ。 フツーならさ、次々に新たな超人的なバッターや投手が現われて、 何とか努力しながら、ひたすら努力しながら勝ち進んでいく。 勝って安心したかと思ったら、更に強いライバルが、という感じに どんどん超人的になていく。 こーゆーのがお決まりのパターンなんだけど、 プレイボールは、 いたって普通。 どおってことないくらいに、普通。 普通だから、ちゃんと負けるし。フツーに悔しいし。 それで、とうとう谷口君は甲子園へ行くことができなかった。 そこにあるのは、ただただフツーの努力だけ。 言ってはなんだけど、絵柄的にも上手い部類には入らないと思う。 でも、すごく魅力的というか、 つい、何度でも繰り返して読んでしまう。 ここらあたりが人柄なんだろうなぁ。 ということで、今日はここまで。

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posted by サンタ at 10:53| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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