<状況:全巻完読>
強いて言えば、仏教専門学校。 え~と、いわゆる学園ものになるんか?これ。 大学でもちゃ~んと仏教関係のとこがあるから、そーなんだよね。 ただし、校舎は・・・・寺!。 つまりだ、 あるとこの田舎の山奥にあるビンボー寺が、いわゆる経営難を回避する為に、 仏教専門学校、通称「ぶっせん」を設立したのよ。 ところが、学校とは名ばかりで、 中身は完璧に修行寺そのものだよね。 で、日々の様々な徳を積むと、単位が発行される。 単位が溜まると、解脱・・・・じゃなくて、悟り。らしい。 寺が副業に幼稚園や保育所を経営している。 あんな感じを想像してもらえばいいんじゃないか? まぁ~~~なんていうのかな、登場人物が濃いこと濃いこと。 誰一人まともな奴が居ない。 どちらかというと、仏教とは一番距離が遠そうな連中が集まってるのよぉ。 皆、自分の確固としたスタイル持ってるしぃ。 ほんまにこいつら皆 ボーズを目指すのかよっ 中には隣りの寺からスパイが送り込まれてきたつもりが、 すっかり使命を忘れて馴染んでいるし。 ミイラ取りがミイラ取りになってるし。 そもそも校長っていうか、住職や教職自体がそーとーな俗者だし、 何故だか拳銃を所持していたりして、かなり怪しい。 とにかく変! いいのよ。そんなこと、ささいな事だ。 なんちゅのかな、全体にほのぼの系の癒しギャグなんよね。 そもそもタッチが独特。ペンで書いたってよりも筆で描きましたって感じ。 これはこの作者の一番の特長。 で、この作者のマンガさ、その瞬間のパワーはあるけど、 持続力に欠けるっちゅうか、長編向きじゃない。 典型があれだ。漁船のマンガで「まちこ」だったっけ? その瞬間ギャグはいいんだけど、ストーリー的には、 おいらには、合わん。 いいか悪いかはおいら判断しないから。 あくまで、おいらに合うかどうか。これが重要な判断基準。 なぁ~~~んか当り外れがあるんよ。いつも。 北極の警備隊のマンガだってそうだわ。 導入部はなかなか面白そうな展開になるかと思ったけど、 何だか途中で力尽きた感じ。 そーいう作品の中、こいつ(ぶっせん)は珍しく長編な部類じゃーないかな? 全体にまともな授業(修業)の場面なんて殆ど見たことが無い中、 たま~~~~に、教師である雲信、通称「つまんだ」がまともな事を言う時もあるのよ。 物語としては、最後に学校(寺)自体が地上げの危機があり、 それを乗り越えて、目出度く卒業となるんだけど、 卒業して大丈夫か?こいつら!。 ということで、今日はここまで~。
- <キマイラ> 戸田幸宏・八坂孝訓
- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展