2013年03月04日

<花の慶次> 原哲夫・隆慶一郎・麻生未央

山劇コミックシリーズ
傾くとは男の華道(はなみち)らしい
独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

『かぶきもの』 この一言に尽きるね。 かぶきものとは何か? これこそが永遠のテーマさ。 傾く? 傾奇者? 歌舞伎? 誤解を恐れずに大胆に解釈すると、 自身が一番目立つ事をよしとする。自身が一番。 要するにだ、 目立ったもの勝ち。 そして、いかなる権力にも決して屈することが無く、そおいう自分に忠実で意地っ張り。 要するにだ、 意地を張り通した方が勝ち。 なおかつ、 傾くという大義の為なら自らの命でさえも惜しくはない。 ってことかな? あとは、いかに風流を解するってことかなぁ~? それでもって、生と死の狭間のやりとりを楽しむってか? 元々の原作は、隆慶一郎の小説『一夢俺風流記』で、この中でも かなり豪快な人物として描かれている、らしい。 らしい・・・ってのはつまりだ、 実は読んでないんだなぁ~。 そのうち本屋で見つけたら読ませてもらうわっ。 ん~、何だか宿題ばかり増えるわ。 え~と、マンガとしてはね、 主人公の慶次、前田慶次郎利益は、前田家という名前の通り加賀の出身。 その慶次が世継ぎ争いを避けて日本中を駆け巡る、って話。 詳しくはコミックスを探しなされ。(いつもこれだ!) 話としてはさ、いろいろあったけど、 個人的に興味があったのは琉球編。 要するに沖縄ね。 いろいろあって、ここの統治している琉球王国に乗り込んで 愛する女性を奪還するという話。 この琉球編自体もよかったんだけど、 興味はマンガってよりも、首里城にあったんよぉ。 おいら、旅といえば主に北の方面が主でさ、 南・・・というよりも西の方角と言ったほうがいいのか、 広島よりも西へは行ったことが無かったんだわ。 九州も行ったことが無いんで、沖縄なんてとぉーんでもない。 沖縄へ行ってみたいなぁ~、って思っていたとこに、このマンガ。 首里城の門を次々と打ち破って行くシーンがあるじゃない。 最初は、ただ単にふぅ~んって思ってたんだけど、 後年、実際に沖縄へ行く機会が出来たんで、その時にもう一度おさらいとして 琉球編をよ~く読み返してみたのさ。 バカだね~~~おいらも。 それで実際に行ってみると、なんとまぁ、マンガの通りで、 小さな門が次々にあって、最後に正殿前に出ると、 あらあ~~~~~素敵♪ あれはあれでなかなかの感動モノだったんす。 なるほどなぁ~、ここら辺で慶次らが戦ったんだなぁ~。 ここら辺りで舞いを披露したんだなぁ~て、 何だか妙なマンガの見方をしてたんよねぇ。 その旅行の写真はおいらのHP黄色い本館の方に少しあるわ。 参考までに。・・・ まさか花の慶次を読んだ事が無い人は居ないと思うけど、 居ないと思うけどね! ね! 万が一読みそびれてる方は、一度読んでみましょ。 ということで、 今日はここまでだわ。

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posted by サンタ at 21:35| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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