2013年03月04日

<バケツでごはん> 久保キリコ

山劇コミックシリーズ
可愛い絵柄に隠された真実とは!
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

なんとも可愛いマンガだよね。 でもさ、絵柄だけで判断するとほのぼのとした 感じがするんだけどさ、実は結構内容が濃いわ。 登場するのは主人公ギンペーをはじめとする動物たち。 そのギンペーが働くのは人間の世界で言うところの 動物園でさ、そこがいわゆる職場なのさ。 そこで、ギンペーたちは「出演者」を演じているのさ。 それで、いったい何処にあるかはわからないけど、 動物達だけの街があって、 弱肉強食はとりあえず横に置いておいて、 動物達だけの生活があるのさ。 この辺り、アタゴオル物語の「向こう側の世界」 猫の恩返しの「猫の国」のよーなもので、 言ってみるなら「動物の国」とでも言うのかな? ただし、「動物王国」とは関係ないから、あしからず。 それで、最初に少し触れたけどさ、 この動物の世界でもさ、人間関係・・・じゃなくて、 動物関係ってのも結構複雑でね。 奇々怪々な連中も多くてさ、 おいら個人的にギンペーの宅の隣の猫の奥さん・・・ の、姉シスターズが何ともステキ。 いい味出してるよぉ。 言ってる事とやってる事が見事にずれまくってさ、 おまけにあのずーずーしさに脱帽さ。 というわけで、結構さ、この可愛らしい絵柄に隠されてるけど、 その実大人にしかわからないような、 ドキドキ物の話だよね。 え~と、今日はここまでね。

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posted by サンタ at 21:03| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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