＜七色いんこ＞ 手塚治虫

山劇コミックシリーズ

演劇とクロスオーバーした実験的なマンガかな？

独断と偏見的評価： ★★★★ （2013年2月15日現在）
＜状況：全話完読＞

メジャーどころといえばさ、例えば ブラックジャック 三つ目がとおる 古くは鉄腕アトム リボンの騎士んどなど、 手塚作品はい～～～っぱいあるけど、とりあえずこれを。 この辺りの時代が、もしかすると一番乗っている時期じゃないかな？ と思うのよ。 初期の作品はさ、どちらかといえば力がこもっていた。 亡くなる直前辺りの作品はまさに人間ドラマそのものだし。 ところがこれはその丁度中間。 絵的にも完成され、物語の中に力みは無く、適度に力が抜けて、 過去に開発したキャラが達が実に無理なく登場しているし。 しかもドラマ性もある。そんな感じがする。 ある大企業の息子が家出してアメリカで芸人修業して日本に帰ってきて、 代役専門の役者として、あるいは大泥棒として活躍している。 そんなところから始まる物語は、 いろいろな有名な演劇舞台とクロスオーバーしながら進んでいくんだな。 中でも「いんこ番」とでも言うべき女刑事がいろいろからんで ストーリーはどんどん厚みを増していくんだね。 話は何もいんこが成功する話ばかりじゃなく。 あるときは大損するし、あるときは大損してしまう。 そして最後に謎が全て解けて、堂々のフィナーレ。 まぁ、流石手塚治虫って感じがするよ。 今回は話のストーリー紹介が中心だｗ。 知ってる人の方が少ないよねぇ。 ちと短いけど今日はここまで。Σ（￣口￣

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