2013年02月22日

<ゼブラーマン> 山田玲司・宮藤官九郎

山劇コミックシリーズ
久々の熱いマンガだ!
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2020年9月24日現在)
<状況:全話完読>

白黒つけるぜっ。 久しぶりに熱いマンガだった。 本誌ではではとびとびにしか見てなかったんで、 改めて今のとこの全巻を一気読みしてきたんよぉ。 でもさ、 これ・・・・ 結局の所、 コスプレマンガですか? 主人公は家庭崩壊寸前のさえない親父。 勤め先である学校でも存在感なんて全く無く、 普段の生活はがけっぷちそのもの。 そんなさえない親父が唯一の趣味にしてるのが、 幻のテレビ番組、「ゼブラーマン」。 憧れが高じてついに、コスプレして禁断の外出デビュー!。 このマンガの設定のミソは、 テレビ番組のゼブラーマンは至ってフツーの人で、 空を飛ぶことは勿論、必殺技の一つも無い。ってとこかな? だから、唯一の武器は、「やる気」。 白黒つけるぜ。 やる気さえあれば何でも不可能は無いさっ。 そう信じて疑わない真っ直ぐなマンガ・・・・? ごめんなぁ~。どうしても「コスプレマンガ」ってのが 頭をよぎってさ、 どんなに真剣な場面でもギャグをかますんではないか?なんて 思えてしまってさ、いったい何処までが真剣で何処までが ぎゃぐなのだか区別がつかねぇ。 困ったものだ。 それで、崩壊寸前の家族を一人一人連れ戻して行く。 一人一人順番に心の闇から拾い上げてゆく。 口癖のようになっている白黒つけるっていうのは、 主人公自身の心にも同様に、 その次へ進む分岐点において、 白黒つけながら、カタをつけながら前へ進むのさぁ。 最初に言ったように、とても熱いマンガさ。 おいら、このマンガを・・・・・ できたら、島本和彦氏に描いて貰いたい。 今日はここまで~。

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posted by サンタ at 00:16| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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