<状況:全話完読>
昨日に引き続き、西岸氏のマンガ。 鎌倉ものがたりの方はどちらかというと 怪奇物。それに加えて江戸川乱歩のような小説を マンガにしたような世界だった。 それに比較すると、この三丁目の方は ズバリ昭和30年代ってのかな? それにしても不思議なのはさぁ、 昭和30年代って、「レトロ」って言うみたいだけどさ、 大正とか、明治になると、レトロはレトロだけど、 どちらかというとさ、「モダン」って言うよね。 昭和ってモダンじゃないってことだな? ふぅ~~~~~~ん。 ここの読者の方には既にバレてると思うけど、 おいら昭和30年代さ。 この年代って、ここんとこブームってけどさ、 これって、要するにかつての30年代が、 そろそろ小金を持ってるからだろ? そーいう所をピンポイントでターゲットにしたれ っちゅうのが30年代ブームの本質だよ。 そりゃーそーだろ、 あんまし若い連中だと金が無いし、 おいらより上の連中だと、既に購買意欲が無いし。 まだまだいろいろ購入可能な層は、 まさしくおいらの年代なのさ。 そーいうのが顕著なのがさ、いわゆる食玩とかさ、 この辺りの企画物さ。 え?今度のタイムスリップグリコは大阪万博がテーマだって? おいら行ったさ。大阪万博へ行った口だよ。 岡本太郎作の太陽の塔って、むっちゃ懐かしいじゃん。 今、手ごろの値段であったら、シャレのつもりで 買ってまうかもしれんわ。 いろいろ書いたけど、要するにそういうこと。 こういう30年代の企画的なマンガなんだよ。これは。 だから、極端な話、ストーリーなんて無くてもいいのさ。 そう言うと漫画家が怒ってしまうから、ちゃんとストーリーはあるけど、 殆ど1話完結。 話の前後の繋がりは殆ど無いし。 むしろその方が自由に話が描けるって事だろう。 実際の話、昭和30年代から40年代初めの頃って、 今とは明らかに違うんだよ。 街並みは勿論、遊びや買い物やはてさて風習まで、 おいらの親たちは大変だったとは思うけど、 それなりに自由で、面白い時代だったと思うわ。 このマンガを読んでるだけで、何だかほのぼのしてくるのは、 絵柄も一役買っているとは思うけど、 やっぱ、30年代っていうコンセプトだな。 これが今の時代にマッチしたんじゃないかな?って思うよ。 何だかんだ好き放題言いまくったけど、 今日はここまでさぁ。
- <キマイラ> 戸田幸宏・八坂孝訓
- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展