2013年02月21日

<三丁目の夕日・夕焼けの詩> 西岸良平

山劇コミックシリーズ
いわゆる昭和30年代マンガ<
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2020年9月24日現在)
<状況:全話完読>

昨日に引き続き、西岸氏のマンガ。 鎌倉ものがたりの方はどちらかというと 怪奇物。それに加えて江戸川乱歩のような小説を マンガにしたような世界だった。 それに比較すると、この三丁目の方は ズバリ昭和30年代ってのかな? それにしても不思議なのはさぁ、 昭和30年代って、「レトロ」って言うみたいだけどさ、 大正とか、明治になると、レトロはレトロだけど、 どちらかというとさ、「モダン」って言うよね。 昭和ってモダンじゃないってことだな? ふぅ~~~~~~ん。 ここの読者の方には既にバレてると思うけど、 おいら昭和30年代さ。 この年代って、ここんとこブームってけどさ、 これって、要するにかつての30年代が、 そろそろ小金を持ってるからだろ? そーいう所をピンポイントでターゲットにしたれ っちゅうのが30年代ブームの本質だよ。 そりゃーそーだろ、 あんまし若い連中だと金が無いし、 おいらより上の連中だと、既に購買意欲が無いし。 まだまだいろいろ購入可能な層は、 まさしくおいらの年代なのさ。 そーいうのが顕著なのがさ、いわゆる食玩とかさ、 この辺りの企画物さ。 え?今度のタイムスリップグリコは大阪万博がテーマだって? おいら行ったさ。大阪万博へ行った口だよ。 岡本太郎作の太陽の塔って、むっちゃ懐かしいじゃん。 今、手ごろの値段であったら、シャレのつもりで 買ってまうかもしれんわ。 いろいろ書いたけど、要するにそういうこと。 こういう30年代の企画的なマンガなんだよ。これは。 だから、極端な話、ストーリーなんて無くてもいいのさ。 そう言うと漫画家が怒ってしまうから、ちゃんとストーリーはあるけど、 殆ど1話完結。 話の前後の繋がりは殆ど無いし。 むしろその方が自由に話が描けるって事だろう。 実際の話、昭和30年代から40年代初めの頃って、 今とは明らかに違うんだよ。 街並みは勿論、遊びや買い物やはてさて風習まで、 おいらの親たちは大変だったとは思うけど、 それなりに自由で、面白い時代だったと思うわ。 このマンガを読んでるだけで、何だかほのぼのしてくるのは、 絵柄も一役買っているとは思うけど、 やっぱ、30年代っていうコンセプトだな。 これが今の時代にマッチしたんじゃないかな?って思うよ。 何だかんだ好き放題言いまくったけど、 今日はここまでさぁ。

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posted by サンタ at 23:00| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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