<状況:全話完読>
この作者は、モーニング誌の「カバチタレ」と同じ人です。 それでもって掲載のイブニングっちゅーのは、モーニングの弟分だったりする。 要するにさ、週刊モーニング内で「月イチ連載」とか「隔週連載」が あまりにも多くなって読者離れの危険があったし、 看板になる作品が多くなってきたのをもったいないと考えたのかな? こーいう事でできた雑誌のような気がするよね。 これで「モーニング」「アフタヌーン」「イブニング」という3部作が完成したよな。 ここで強いて言えばもう一つ。夜の大人の雑誌、「ミッドナイト」とかいうのが 出たら、、、どんな内容なんだろう・・・・・ぶははっ。 話が完全に横道にそれた。 この「極悪がんぼ」と「カバチタレ」ってさ、正反対の物語だよね。 カバチが「正義」を追及するのに対し、極悪は「裏家業」を追及するタイプね。 主人公も前者は正義に燃える青年だし、極悪の方は、最初から莫大な借金を背負わされ、 その返済のために何でもやったる!。自分さえよければ全て良し、という青年だわさ。 あらゆる面で正反対な物語だから、 たまにお互いのキャラが特別参加したりできるみたい。 今週のカバチタレに登場する始末屋はまさにがんぼの世界の「夏目」だし。 過去にがんぼの方にカバチの青年が出てきたりしてたし・・・ それにしても、つくづく絵が上手くなったなぁ。 絵柄的にはかの「ナニワ金融道」の青木氏の流れだよね。 よくありがちなスクリーントーンを一切使用しない。 それでもかばちの連載当初は人の顔なんて 真正面と真横しか描けなかったし、背景も単調なものだった。 それが今では。。。。多少は良くなってるが、・・・ コマ割は相変わらず単調だわ。。。。 褒めてるのか、けなしてるのか、・・・いったい(笑) でもなぁ、いつも底辺に流れているのは借金の重みさ。 どんな状況になっても忘れられない。 これが全体の緊張感を保ってるんだろうなぁ。 緊張感が無いマンガはつまらんわ。 緊張感の元が借金だし、しかも毎月の返済期限が切られてるし、 いつまたハメられて借金がどんどん膨らむのか、、、 そのためには並の事をやってたら返済できないから、 合法だろうが非合法だろうが、なりふり構わない。 しかも、、、開き直るような根性もない。 この辺りが読んでいてすご~く楽しいのです。 てことで。。。
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- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展