2013年02月19日

<やけあとの元気くん> 北見けんいち

山劇コミックシリーズ
知ってる人、いるかい?
独断と偏見的評価: ★★☆☆ (2013年2月15日現在)
<状況:全話完読>
今日はちと変わったところからの出典ということで。
え~~~~と、
知ってる人~~~~~~?
実はこれ、中日新聞サンデー版に連載しているマンガなのさ。
毎回話のスジは似たようなもので、
戦後を生きてきたお父さんが、
家の子供たちに昔話をする。
すると、場面は昔の話になる・・・・・・
大体こんな感じさ。
話によるとこのマンガはおいらより上の世代に受けがいいそうだ。
ま、戦争実体験組なのかな?
そいやおいらの両親もバリバリに戦争体験した世代でさ、
親父は田舎へ疎開したとかいう話だけど、
母は疎開まではしなかったかわりに戦火のど真ん中を
逃げ延びてきたそうだ。
おいらんちは今でこそ岐阜の田舎に住んでるけど、
もともとの実家は名古屋のど真ん中でさ、
格好の標的になったんちゃうかな?
夜、灯火管制の中。防空サイレンが鳴ると、
空には飛行機の大群が星のように押し寄せて、
「ひゅ~~~~~~~~~~~~」という
音と共に焼夷爆弾が街に降り注ぎ、途端に一帯は火の海。
燃え盛る火の中を逃げる母の目には
火に焼かれて死んでいる死体がごろごろしていた風景が、
日常あたりまえのように飛び込んできたそうな。
どこそこの誰がね~、そいやぁあの子もねぇ~。
みぃんな逃げ遅れて死んじゃったんだよ。
最近でこそそういう話はしなくなったけど、
戦争の番組放送があると、母はそういう話をしたものだ。
話が暗くなってしまった。
ま、そいいう戦争が終わって、戦後復興に生きるガキ共。
この子らが「元気くん」の主役。
冒頭に登場するお父さんは、この元気くん。
このマンガね、連載の最初の頃は、
割と時代ってか、年代に忠実だったんだけどさ、
いわゆる「サザエさん」的にいつまでたっても子供が
歳をとらないんだよね。
それで、いろいろ辻褄があわなくなったんで、
とうとうタイムマシンのような設定になってしまった。
「さぁ、過去をみてみようか!」
というわけさ。
あれね、絶対誰かが投書したんだと、おいらは読んでるけど、どうだ?
まぁ、それでも時代の中心は昭和30年代前期辺り。
この頃の遊びとか、一般的な風習が、あのマンガタッチで描かれてるのよ。
新聞と言う性格上若干教育的になるのは仕方ないけどね。
とにかく、そーいうマンガなの。
ところで、元気くんを育てた両親は今何やってるかと言うと、
確か・・・・・オーストラリアだったか?
あちらの豪邸でゆうゆう住んでるのさ。
それにしても、絶対不思議なのはさ、
あの「元気くん」がどうやって結婚したのか?
てゆーか、どうやって出会ったのか?

元気くんの青春時代が知りたい。

すっげー興味があるさ。
話は全く変わるけど、この中日新聞。
おいらの地方では全世帯の約85%が購読していて、
約2%の読売新聞や約9%の朝日新聞を大きく引き離していると言う。
流石だナァ~~~~って思わない?
くだらない話をしたところで、今日はここまで。

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posted by サンタ at 23:41| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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