<状況:全巻完読>
このコラムに何度か登場する「蒼天航路」ってさ、 連載の途中にタッグを組んでた原作者が亡くなったという大打撃を受けて、 その後の話が変わってしまったと書いてきたんだけどさ、 これなんかもっと凄くてさ、 なんとマンガを描いてた漫画家、この場合たかもちげん氏が お亡くなりになってしまったというマンガなんだわ。 でもフツーそーいう場合っていわゆる絶筆になるのが常なんだけどね、 例えば手塚治虫氏なんて絶筆の被害が絶大だったわ。連載本数が多かったもんね。 楽しみに読んでた「グリンゴ」とか「ルードイッヒ・B」とか、 これからというところで止まってしまったのよ。 ま、作者がお亡くなりになったんではしゃーないわな。 「蒼天航路」の場合はあくまで原作者がお亡くなりになっただけなので、 きっと他の誰かがストーリーを考えてんだろうなぁ。 おかげで連載当初あんなに面白かった話がむちゃくちゃになったよね。 どちらにしても、お亡くなりになったのは残念なことなんだけど、 作品が止まるのは仕方がない。。。。 ところが、 ところがだよ。 話がぐるりともとに戻ってさ、 「警察署長」の場合だね、 たかもち氏がお亡くなりになってから、 なんと途中で漫画家が交代してしまった。。。 あれ、誰なんだろう? 詳しく確認したことないんだけどさ、もしかして、たかもち氏のアシ? ここまできて、数少ないであろう当コラムの読者はぴぃ~~~~~んときたんちゃう? そう。漫画家の交代でさ、作品が全く別物になっちゃったんだよ。 キャラは似て非なるものってのはしゃーないさ。 描いてる人が違うんだもの。 でも、交代当初の絵柄のド下手なんは目に余るものがあったよなぁ。 なんつーのかなぁ、いわゆる「笑い」をとる「間」がころっと変わってしまってね、 例えば署長の「昼行灯ぶり」が全然違うわけよ。 なんつーのかな、交代した後の方が賢そうじゃんねぇ。(笑) 交代前はもっとダメダメ署長だった筈だけどね。 なんか、最近のどこか「優等生」っぽい署長に違和感があるのさ。 おいら個人的に言わせて貰うとさ、 何も「警察署長」のストーリーが読みたいんじゃなくてね、 たかもち氏の「間」を読みたいわけよ。 だから、 漫画家交代の時点で全く興味無し!。 これが正直なところ。 で、なんでこーなったのかな? 漫画家がお亡くなりになった時点で絶筆にさせなかったのか? なんつーか、その後のテレビドラマ化がちらついて仕方ないのよ。 どこからか圧力でもかかったんじゃない? どうやってもいいから続かさせろ!ってね。 それで、違和感があろうがド下手だろうがお構いなく連載を続けた結果、 掲載誌がモーニングからイブニングに移っても続き、 どうにかキャラの新しい性格も固まってきたし、 当初あんなにド下手だった絵柄もどうにか見れるようになってきたし、 慣れてきたなぁ・・・・・と思ったら、 警察署長を卒業してしまいおった。 今では本庁に勤務だもんね。 まぁ、言って見るならこれでやっとたかもち氏の束縛から 開放されたことになるのかな? そーいえば今日は作品の解説を全くやってないわ。 ま、いいんちゃう?(笑)
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- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展