2013年02月18日

<喰いタン> 寺沢大介

山劇コミックシリーズ
ギャップを楽しむ探偵マンガ
独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

ジャンルで言えば、間違いなく探偵マンガ。 主人公は探偵であると同時に売れっ子の推理小説家。 あれ?・・・・どこかで見たような設定、、、 ま、いっか。 あちらは二人だし。・・・・・(-.-) 喰いタン フツー、探偵マンガといえば息が詰まるような場面が連続してさ、 「皆さんお待たせしました」 などともったいぶらせてから、おもむろに犯人を「指名」するんだよね。 それでもって謎を暴かれてしまった犯人は大ショック!。 途端に顔面蒼白、全身ムンク状態になちゃうわけ。 それから本人自白の悲しい話が延々と続く・・・・・・ とまぁ、こんな組立なんだが、 これは全く違う。 全く違う。 探偵ジャンルの異端中の異端かも。 何たって「喰い」がある。 その一点においてのみ通常の探偵マンガとは一線を異なるのだよ。 とにかくだな、 一見シリアスのようで、実はまるっきりギャグマンガ。 このギャップの差を楽しむのがこのマンガの醍醐味じゃないかな? 特に最近は。。。最近でもないけど、 冒頭からギャグが入ってさ、中頃にシリアスなところを持ってきて、 最後にもう一度ギャグで落とす。 秘書の女の子の苦労が目に見えるようだ。 でも最近は開き直ってるよねぇ~。 この異常さを身をもって受け入れてるよねぇ。 そてにしてもさ、 同じ雑誌に同時に2本掲載なんてよくやるわ。 同時掲載のもう1本ってのは「味っ子2」ね。 ほれ、少年マガジンで一世風靡したあれだよ。 あの味っ子が大人になって、今じゃ~息子の話になってるよね。 ま、そちらの話は横にぽいっと置いといて。 「味っ子」の方が、ひたすら真面目路線だとすると、 こちらはギャグかましをやり放題、 楽屋落ちやり放題。 文句言い放題。 とまぁ、どーせ月イチで続き物も無いだろうって感じで 好き放題やってるみたいだよな。 本人はどうなんだろ? 「味っ子」より「喰いタン」の方が楽しかったりして。 結局は描いてる本人が楽しいマンガってのが一番面白いんだよね。 おいら、「味っ子」より「喰いタン」の方を長く続けて欲しいっす。 今日はココまで。。。(* ̄∇ ̄)ノ

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posted by サンタ at 21:07| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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