2013年02月17日

<ぎゃんぶらぁ自己中心派> 片山まさゆき

山劇コミックシリーズ
ひたすら明るい異色の麻雀マンガ
独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全巻完読>

麻雀マンガである。 今まで麻雀マンガといえば、ひたすら手に汗握る勝負が続くとか、 お引きとコンビで打つとか、・・・ いや、この片山氏でも例外ではなく、 このほかの作品はどことなく暗いイメージがあった。 最近でこそ麻雀マンガが少年マガジンで堂々と看板を張れる そんな時代になってきたけどさ、少なくともこの 「ぎゃんぶらぁ自己中心派」の時代は皆無だったよなぁ。 と、いう導入からばればれのように、 こいつは従来の麻雀マンガからすると全くの異色。 ただひたすら明るい麻雀マンガなんだよ。 しかも、全編を通してまともな勝負なんて ただの1回も無い。 なんちゅのか?。麻雀をネタにして遊ぶに遊んだマンガかなぁ? それならいい加減な麻雀かというと、 実は真剣に、かなりいい加減な麻雀なんだけどさっ。 それなりに勝負になっていて、麻雀云々関係なく。。。(関係無くかよっ。・・・) 結構楽しめるんじゃないかっていう内容だっった。 かくいうおいら、 その当時に、麻雀で勝った記憶なんて殆どないわっ。 今では麻雀そのものすらしないけどな。 たまに友人から電話がかかってきたと思えば、 メンツが足りないから混ざれ。という。 大体そーいう時に自分より強いやつを誘うわけが無く、 そーいう際には絶好のカモだったわけよ。 ま、おいらもさ、そんなに無茶なレートじゃないから、 しゃーなくつきあってやったんだけど、 麻雀ってほんと、実力の世界だよね。 記憶力の勝負っていうのかな? あとは想像力さ。 自分の手のうちと、場の内容と、 細かな事言うとさ、相手が牌を切る位置とか。 これで相手の内容がわかるんだそうだ。 へぇ~~~~~~~~~。 んで、この「ぎゃんぶらぁ」だけど、 も~~~~、話の内容は、 全くアホらしい! この一言に尽きるンちゃうか? ありとあらゆる職業、流行、マンガ、映画、 そういったものを徹底的に茶化しながらパロってしまう。 その何ともシュールな戦い。 あるいは、全く意味がない戦いが、 何とも素敵なマンガだった。 片山氏はその当時も、そして今もなお麻雀をネタにした マンガを書き続けているみたいだけど、 この「ぎゃんぶらぁ」を越える作品は無い。 そう断言しておこう。 今日はここまで。

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posted by サンタ at 18:06| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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