2013年02月17日

<紀元2600年のプレイボール> 大和和紀

山劇コミックシリーズ
まるでスポ根野球マンガ


独断と偏見的評価: ★★★★ (2016年7月17日現在)
<状況:全話完読>

この人の代表作は、文句無しに「ハイカラさんが通る」だろう。  多分「ハイカラさん・・・」の方がメジャーだと思うんだけど、 あまのじゃくなおいらは、あえて「2600年・・・」で。(笑)  なんったってこちらの主人公は だし。  ま、多少は、若干は、いろいろと、そうね、 いかにも女性好みには仕上がってるわ。  物語の舞台は、紀元2600年。  西暦じゃないよ。  ジャパンオリジナル。天皇様紀元だよね。  馴染みある年代で言うと・・・・ 大体ねぇ、昭和の初期って感じかな~?  詳しくなんてしらねぇってば、ま、それくらいということで。  それで、ストーリーとしてはだ、あるとき、あるところの若者が、 この場合は主人公を差すんだけど、あるところからお迎えがあるわけだわ。  んで、なんだかんだで行ってみると、そこはでぇ~~~~んと青葉城。  青葉っていうくらいだから、仙台なのかな? と思ったりもするけど、 ま、細かなことはさっさと省いて・・・・。  それで周りが言うには、自分はこの城の城主だというんだわ。  それからいろいろあって、(またか・・・) ここの連中に自信をつけさせるには野球だ!。  何故野球かは知らん。  とにかく野球で日本一を目指せ!。となった。  それからまたいろいろあって、勝ち抜いて、甲子園だぁ~~~~ というところで戦時中になってしまい、中断。  とまぁこーいう話。  わかった? 少女雑誌にしては珍しい高校野球マンガなんだよ。  戦前だから、正確には中等野球とも言うかもしれんけどね。  ほんっとうに、やる気の無いド素人集団を鍛え、 鍛え・・・・・ ひたすら鍛えて、 練習試合をやりながら挫折なんかを繰り返す。  すぽ根だ!  何だか本格野球マンガじゃん!  それからこの青葉の生活。  主人公のおぼっちゃまんは元は都会育ちなのに、 ここは時代錯誤がめっちゃすごくて、 学校は青葉城。しかも正座。  学生達は一見同じ様に見えるんだけど、きっちり身分があったりして、 それぞれが身分相応な生活をしてるんだわ。  城代を筆頭に家老や小姓や忍者までも登場する。  で、まずこの身分制度を壊しにかかったんだな。  ほんと、少女マンガにしとくのは惜しいくらい。  全体を軽快なギャグで包みながらも、 最後の辺りは戦争に巻き込まれていく、 あるものは戦死し、あるものは生きて帰ってくる。  戦争の動乱っていうのはこの人の十八番なんかな?  はいからさんも、結局あれだろ?  少佐~~~~~~~~~って。  わりと何度も読み返したマンガだったなぁ 。 ということで、本日はここまで。



posted by サンタ at 17:19| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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