2013年02月17日

<風の大地> かざま鋭二・坂田信弘

山劇コミックシリーズ
礼儀正しさも程ほどに
独断と偏見的評価: ★★★☆ (2020年9月16日現在)
<状況:現在連載中>

最初にお断りしておきます。 おいら、このマンガ結構好きです。 ですので、いちおーそういう事を頭の隅に ちょこまかと置いておいてほしいです。はい。 一応そーいう事を前提に・・・・・・。 というのはさぁ、最近特になんだけどさ、 「感情」が出てこないんだよな、このマンガ。 何か、ゴルフに打ち込む姿勢ってのがね、 何をさておき「謙虚さ」が一番ってのかね、 やたら礼儀がいいとか、 そーいうところに視線が行き過ぎてるような気がするんだわ。 今の現状で言うと、いつものように内面的に勇気だとか、 手の感触だとか、あるいは恋人の記者に心ひかれるとか、 なんかね~~~~。もっと表情があってもいいんちゃう? こーいうのはいつからできたんだろうなぁ。 少なくとも、最初の1巻のうちはこんなんじゃなくて、 もっと感情むき出しにしてさ、問題を克服しながら それでもって挫折感を味わいながらも前向きに 進む姿があったと思うんだわ。 これもいつから始まったのか覚えが無いけどさ、 毎回ラストページに、今日は天気だった・・・・というような コメントが毎回載ってるじゃない。 そう、あれは時代劇によくあるよな。 例えばご存知水戸黄門なんかだとわかりやすいかな? 「明日は明日の風が吹く。ご老公一行はどったらこったら・・・」 こーいうナレーションが入るじゃない。 最初はいいかなと思ってたけど、 こうも毎回毎回。しかもそんなにページが多くも無いのに これやらると、最近はうっとおしくてたまらんわ。 最近の展開、というか、現在の底流にあるのは 言って見れば「ストイック」。 これがたまらなく好きな人からみりゃええよぉ。 それに、こういう展開って極めて日本人的とでもいうのかな? 自分で自分に酔うって感じ? 完璧なマスターベーションの世界? ちょいとやばいんじゃないの? そーいう感じがするんですわ。 それと、今迄はあくまでチャレンジャーとしての立場が多かったけど、 実績も出来てきたし、そろそろ頂上が見えてきてるじゃない。 物語りも長くなってきたし、上を見続けるマンガとしては 「潮時」って言葉が出てくるんだわ。 とにかくさ、もーちょいと感情を出してくれよぉ。 頼むわ。 今日はここまで~~~。

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posted by サンタ at 17:10| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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