2013年02月17日

<狼の星座> 横山光輝

山劇コミックシリーズ
馬賊って何か知ってる?
独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全話完読>

昔から結構好きなマンガの一つです。
知らないだろうなぁ~。結構古いし、マイナーだし。
知ってる人の歳を想像してしまいそう・・・うふっ。
ということで、珍しく解説が必要だろーなぁ。
少しだけ・・・
これは昔々、と言うほど昔ではなく、
時代設定は恐らく大正から昭和初期にかけてだと思うわ。
主な舞台は中国大陸。
馬賊』って言葉をご存じだろうか。

文字通り馬に乗った賊の集団のこと。

これはいわゆる『賊』だから、悪者だわな。
ところが、当時の現地ではそーいった悪者から身を守るために
『自衛団』を結成していたらしい。
自分たちの身は自分たちで守る。という。
言うならば『義賊』とでも言うのだろうか。
しかし、日本人から見りゃどちらもいっしょ。
しょせん『馬賊』は『馬賊』。
こういうことを書くと中国の人から怒られそうだな。
そーいうことを踏まえて、ストーリーの方に移るわ。
え~~~~~、と。
幼少の頃に「この子は将来大盗賊になる」と予言された健作は、
少年になった時、いつかは中国大陸へという夢とともに
単身中国大陸へ旅へ出る。
まぁ、そこからいろいろあって、
青年になったある日、『自衛団』に捕まってしまい、
そのまま下働きとして働くことになる。
そしてある事件をきっかけに『包頭(小隊長)』に昇格し、
そこからめきめきと頭角を顕し、いつしか自衛団長に。
そしてそして

いつの間にか中国大陸中の自衛団に号令をかけるような隊長に

なってしまった。ある意味ミラクルなサクセスストーリー。
結果的に、
皮肉にも予言通りになった・・・・
という話。
かなりはしょったんで、詳しくはコミックで。
でもなぁ、これも歴史物になるんかなぁ~。
でも、決して『馬賊』なんて歴史で習わないものな。
このマンガで初めて知ったと言っても過言じゃあない。
だいいちあんまし真剣に歴史を勉強しなかったし。
単なる試験科目で記憶一発だったじゃんね。
だから、こーいう歴史のすき間のような物語が
結構面白いんだよね。
マンガ自体はもちろんフィクションだけど、

実際にモデルがいるらしい。

直接関係ない話をすると、
義経とハーンとの関係とか、
伊達の末裔が中国に渡ったとか、
そーいったのも
いまのところ想像の域を出ないらしいんだけど、
面白いよね。
勿論、読み始めたら、
止まりません。
今日はここまで。

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posted by サンタ at 14:11| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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