<状況:読破中断>
まぁ、良くも悪くも一世風靡したマンガだよね。なんちゅーか、連載が始まった辺りはまさしく世間はグルメブームだったわけ。まさしくこのブームに乗せようとしたと思うんだけど、ずばり乗ったと思うわ。なんちゅーの、食のこだわりっていうのかな、ただ単に食べるだけじゃなくて、マンガの中で雄山が実践しているこだわり。食材だったらその地方にこだわり、栽培方法や収穫方法、それに運搬方法までもこだわるといった辺り。そういうこだわりはその以前からも当然あったわけなんだけど、一般にだぁ~~~っと広めたのはまさしくこのマンガじゃーないのかな?しかも、事あることにいわゆる「食の安全」を強調して謳っているあたりは、生協のコンセプトと目論見がよ~~~く合致したりして、このマンガが随分宣伝になったのではなかろうか、というのは勝手な想像だけどさ、今まで黙って購入していた食材関係にちょっと待てよ。それでいいのか?という問いかけをしたのは正しいのではないかと思うわ。だって考えてみなよ。食品、例えば野菜の「規格」って何よ? 少し大きめのスーパーに買いに行くと、それはそれは綺麗に揃った野菜が売ってるわ。でも、うちの近所の無人販売所ではいろーーーーんな形や大きさの野菜がずっと安く売ってるわぁ。おいら毎年近所から売れないという枝豆を山のようにもらうのさ。売れないったって、少し育ちすぎたとか、少し割れてるとか、そんなだよ。例えばで一例を出したけど、こんなものさ。そいいう事をしっかり広めたのはいいんじゃない?でだ、それでだ、肝心のマンガだけどさ、このマンガは20巻、長くても30巻くらいで
やめときゃーよかったんちゃうか?
山岡が結婚した時点で終わりなんだよ。それにしても「美味しんぼ」が登場した当時ははまったわぁ。毎回毎回、目からウロコのトリビアだったもの。すっごい新鮮なマンガだったと思うわ。でね、個人的にはさ、おいら最初の頃の少しヒネた士郎がよかったのよぉ。何事にもめんどくさげでなげやりで、黙って俺についてこい的なキャラがなんともステキだったけどなぁ。それが今では何だ? すっかり人生相談劇場じゃん。新聞社の上下関係にしても、すでに馴れ合いの楽屋落ちっての? なんちゅうか、
既に「サザエさん」的なノリ
読んでいて特に毒は無いから読みやすい。ただそれだけ。そもそも、究極のメニューが収拾つかなくなってきたんだろ? いろいろなこだわりと言うかさ、ネームバリュー的に大きな影響力が出てしまったから、今更これが究極だなんて言えないんだろ?。 ちゃうか? あれだけこだわったのに関わらず、肝心なとこでスカシ喰らったような感じだわ。それで、今まで残っているコンセプトと言えば、山岡と雄山の親子関係だけ。もうな、結論は出てるんだよ。山岡は雄山には
絶対勝てないって。
今までさんざん手加減してもらって、手助けしてもらって、今更雄山に一つくらい勝っても、誰も勝ったと思わないだろ?。マンガの方は原作者がついてるから何とか形として持ってるけど、既に終わる時期を逃した!。そんな感じがする。
今日はここまで。
- <キマイラ> 戸田幸宏・八坂孝訓
- <夢工場> 弘兼憲史・やまさき十三
- <めぞん一刻> 高橋留美子
- <ナッちゃん> たなかじゅん
- <釣りキチ三平> 矢口高雄
- 自己勝手 NA コミックスショートレビュー100 <part-3>
- <プロゴルファー猿> 藤子不二雄
- <ドラゴンボール> 鳥山明
- <キューティーハニー天女伝説> 永井豪・ダイナミックプロ
- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
- <ヘンゼルとグレーテル> 大友克洋
- <To-y> 上条敦士
- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展