2019年03月09日

<1・2の三四郎2> 小林まこと

山劇コミックシリーズ
ゼロからスタートの物語(笑




独断と偏見的評価: ★★★★ (2013年2月15日現在)
<状況:全話完読>

どちにしようかなー。メジャーと言えば最初の方だけどナァ~。でも、探偵のも捨てがたいし~。ということで、間を取って今回は「2」にしときました。(笑)いやぁ~、 プロレスと言ったらさぁ、ワクワクするイベント だったよなぁ~。おいら、力道山までは古くないけどさぁ、かつての猪木や馬場の全盛時代を知っているさぁ。テレビではタイガーマスクやってたしぃ~。外人勢ではブッチャーにデストロイヤーにタイガージェットシンに、ハンセンにアンドレ。なんとまぁ見事に三四郎の世界みたいだわ。そりゃぁもうプロレスと言ったら超メジャースポーツでさ、おいらたちマジに遊んでた・・・・・というより、闘っていたもの。そーいうのをさ、プロレスが好きじゃない人から見るとさ、あんなん八百長だって言うけど、冗談やシャレでいいからとび蹴りの一つでも受けてみなって。いったいどれくらいの力の加減があったかは知らないけどさ、あんな超人的で無いフツーのおいら達がやってすっげー痛いんだからさ、やっぱ大したものだよ。あんなんショープロレスだって? いいじゃん、そんなの。 それがどーしたってのよ?むしろさ、一瞬で決まってしまう最近のK-1とかのほうが、ある意味あっけないわ。本当の真剣勝負だとああなるだろうってわかってるけどさ、もーちょっと闘ってくんない? なんて思ってしまうわ。 「遺恨試合」「因縁の対戦」「最終決着」 こんな言葉がずらり並ぶと、思わずクラクラってくるわぁ。こーいう下地があって、このマンガがあったのさ。やっと戻ってきた? えへへへへへ。つい。「1・2の三四郎」は最初、ラグビーから始まって、いろいろあって、お馴染みメンバーが柔道をやることになる。学校を卒業後、いろいろあって、桜五郎の下で修行を重ね、ついには若手トップになる。というサクセスストーリーだった。で、場面は変わって「2」の方に移るとさ、一番の見所は、見事に前作の登場人物を整理したところかな~。ある意味主要メンバーを制限したのさ。桜五郎は最後まで警察から逃げ隠れているし、塚原はずっと服役中だし、新東プロは解散しちゃってるし。 誰もかもが悲惨な状況 よぉ~。はがスポーツの記者は見事にはげるし・・・・などと、前作の主だったキャラを見事に封じ込めちゃったんよね。でもまぁ、結局のところ、三四郎以下桜軍団の連中はさ、あんまり有名にならなかったんだな。三四郎はずっとアメリカへ修行してたらしいし、馬之助はお好み焼屋を始めてしまうし、頁二は本職になってるし。漫画家だけは売れっ子になってたみたいだけどねぇ~。そーいう連中が、追っかけのガキに発掘されちゃって、いつの間にか「遺恨試合」的な展開になっていく。ほらぁ~~~、昔ながらの王道ジャン。でも、結局国内で有名になってなかった分、再建の道は険しく、どーしたら相手にしていただけるのか?狭いアパートの一室で大男たちが顔を付き合わせる。 あの場面がたまらなく好きっ。 そしてその強引なまでの努力が実を結び、団体として更に大きくなり、女子部門も出来・・・・・・・・・蛍ちゃんはいいんだけど。ね。いろいろあって、遺恨試合に突入だぁ~~~~~~。そーいうマンガです。いやぁ~、プロレスっていいねぇ~。ということで、本日はここまで。



posted by サンタ at 00:00| Comment(0) | 山劇コミックス | 更新情報をチェックする
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