ゴルフ物続きと言う事で。何と言っても、いつもの事ながら、その貧乏そうな設定が泣けるよねぇ。主人公が貧乏じゃない唯一の例外は 「おれは鉄兵」だけじゃない? 違ってたらごめんよぉ。そんなビンボーな定食屋のまだまだプロテスト以前のとこからストーリーが始まるんだよ。 チャー・シュー・メーン! このフレーズの方が知名度が高いんと違うか? この言葉だけはずっと一人歩きしてさ、あちこちのマンガに登場してるさ、誰か、この言葉が入ったマンガを探す研究してみない? おいらはやめとくわ。(笑) それでこのキャッチフレーズを最大の武器にして、学生選手権から、プロテストから、様々な戦いをクリアしながらどんどん話が進むわけなんだけど、ここでね、ひとつおいらの持論なんだけどさ、ちばてつやの描くマンガの主人公って、 どこかヒネてない? 良い意味で言うと人生観たっぷり。人間味たっぷり。さっき少し出した「鉄平」にしても、「松太郎」にしても、どこか人生悟りましたという感じがするんだわ。なんちゅうのかな、それは「生きる」って事なんだと思うんだけど、この一見爽やかな「天気」でさえその例外じゃなく、あわよくばどこかでズルしてやろう、相手を騙してでも自分が上がろう。 そういう騙しあいのしたたかさ があるような感じがするんだわ。そう思うのは おいらだけ? それでもって最初の頃は案外物語のテンポが早かったんだけど、ここはお約束でさ、だんだん試合の駆け引きがメインになってさ、おかげでどんどん長くなるのさ。その中で元気は負けちゃいけないんで、勝つしかないでしょ、最近のゴルフはどんどん最少年齢を更新してるようだけど、元気の場合もまさにそれで、お子様の世界のうちはよかったんだけどさ、プロになってからは大人の世界だよね。そんなんが二クラウスと堂々の試合運びをするって どおよ? 何もいかんとはいわないけどさぁ、「格」ってものがあるだろ。まぁ、とにかくだ、長くなりすぎたゴルフマンガってのはなかなか終わり方が難しいのかな? いろいろ書いたけどさ、おいらこのマンガ好きだよ。誤解無きよう(笑) 本日はここまで。
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- <キリン> 東本昌平
- <ガッデム> 新谷かおる
- <風を抜け> 村上もとか
- <山田くんと七人の魔女> 吉河美希
- <ボクの初体験> 弓月光
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- <海の御先> 文月 晃
- <REGGIE> ヒラマツミノル
- <江戸むらさき特急> ほりのぶゆき
- <宇宙戦艦ヤマト> 松本零士・西崎義展