原因不明の怪現象が起こる話
かつて会社でサラリーマンをしていた頃のとある年末。今年の仕事はもうやーめたと完璧に一区切りつけてから、使用しているMACに64MBのDIMMを1枚と、2GBのHDを内蔵仕様で追加してやり、ついでにシステムを「OS8」に入れ換えるといった久々の大手術を施したのです。
メモリとHDの増設作業自体は30分とかからなく、OS8の新規インストールも順調に終了し、アプリもフォントも定位 置に収め直して、作業は完了の筈。
ところが、全体の動作確認の段階になったら、なんとクォークが立ち上がらなくなってしまったのです。症状は「タイプ1エラー」「タイプ3エラー」メッセージが出て終了してしまう、もしくはいきなり爆弾が出てフリーズ。
あとはシステムをシェイプアップして、デスクトップを自分仕様に改良すれば作業終了といった段階だったもんだから、あせったのなんの。
「ムムムムム」
声にならない声で唸りつつ、機能拡張書類やコンパネの類いを、あーでもないこーでもないといじくり倒しているうちに、なんとなくクオークの「プリファレンス」と「Temp」という書類を捨ててみたら、あっけなく起動した。
なーんだと思ってほっとするのも束の間。一旦終了してからもう一度立ち上げようとすると、またまたエラーが出て終了してしまうのです。
それで、もう一度先程の書類を捨ててから起動すると、これまたあっけなく起動するのです。しかし、いちいちプリファレンスを捨てていたら、せっかく自分が使いやすいように設定した内容が全部吹っ飛んでしまって不便この上ない事になります。
そこで、猿よりは少し賢い私としては、もう一度きちんと設定をやり直した段階でプリファレンスをバックアップしておき、クォークが起動しなくなったら壊れたプリファレンスをゴミ箱へ入れ、バックアップしておいたプリファレンスをコピーして定位置に収め、クォークを起動させた後にごみ箱を空にするといった一連の動作をアップルスクリプトで組んでアプレットにしてやったのです。
我ながら強引な手法だと思いましたが、この方法で100%確実に起動します。
それで現在ですが、特製アプレットを使用しなくても起動する確率が何故か6割6分位に上がり、不思議なもので特に何かを変更したわけでも無いのに日によっては一度もエラーが起きない日もあったりします。
その替わり、昨年あれだけ苦しんだイラストレータ7.01の不調がウソのように直ってしまいました。イラストレータに関する怪現象は今では一切見られません。
どーしても調子が悪かったら、もう一度「7.6」に戻さなあかんのかと、冷や汗をかきましたが、今のところこれでどーにかなっています。とんだ年末の騒動でした。
本当の原因は何だろう? う~む。(?_?)
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