2013年02月13日

となりの山劇 No.064 小さなシアワセ


小さなこだわりは存在する


 つけたタイトルがちょっと大げさなんですけど、ほら、自分でしか分からないようなコダワリってあるじゃあないですか。
 例えば、この信号を全速で渡ると次の信号に間に合う・・・・・とか。
 ここで言うシアワセとは、そんな、他人から見たらくだらなくてショーもないコダワリの事を指し手いるのであります。

 私の場合、月並みですが、「ギザ10」を見つけるとたいへんシアワセな気持ちになります。まあ、長い間見つけては取ってあるのですが、最近ではめっきりと少なくなりまして、めったに発見できなくなりました。あまりにも見つからないのもつまらないので、それならばワクを広げてやれと、昭和30年代ならオーケー!という事にしたら、まあ、程好いペースで見つかるものですからとりあえずそれで満足していたのです。

 そうして平和な日々を送っていたのですが、またまたある日、本屋でなんとなく手に取った本が「日本貨幣カタログ」という本。今までに発行された全ての貨幣の価値が載っていたのです。こんな本があるのかとしばらく眺めていたら、現行貨幣という項目がありまして、例の「ギザ10」の取引価格が載っていたのです。

 なーるほどとさらに詳しく眺めると、10円玉だけでなく、50円玉や100円玉 にも希少価値があるものがあり、共に昭和45年以前の硬貨にプレミアがついていたのです。それを発見してからというもの、シアワセのワクがさらに広がり、今や全種類の硬貨が対象になってしまいました。

 自分事ながら、これってやっぱり変な「シアワセ」なんでしょうねぇ。

※まめ知識
『ギザ10』ってのは有名で、特に昭和33年のものが珍重されています。そして、これは最近知ったのですが、『ミン5』という呼び名があるというのです。これは何かと言うと、現行穴アキ5円玉 の書体は一般的に『ゴシック体』と呼ばれています。これに対して『ミン5』というのは、文字書体が『筆で書いたような』文字なのであります。それで『ミン5』と呼ぶそうな。あっそ。その他には『穴無し5』『イネ100』『鳳凰100』『大型50』ていうのもあります。ちゃんと呼び名があったんだねー。オコサマにはわっかんねーだろーなー。





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ラベル:硬貨 ぎざ10 ミン5
posted by サンタ at 21:37| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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