レプリカからアメリカンへ変更w
私のビラーゴはシートが分離になる前のタイプで、ハンドルは一文字タイプでした。
このバイクを手にいれたいきさつはFZRの巻の方にも書いてありますが、FZRを手放すと決意した際、とりあえずお金も無いので、つなぎとして店頭に置いてある車検付中古バイクの中から選んだのが、ビラーゴでした。
我ながらにこうも極端なバイクを買うもんだと思いましたが、案外周りからは好評でした。実は、一度この手のバイクに乗ってみたかったのが本音です。当時、アメリカンがブームになる兆しがほんの少しあった頃でした。本格的なブームはその4年後くらいかな?。
こいつの特徴は、そのスタイル。当時としては相当思い切った外観だったと思います。なにより小振りなタンク(実はダミータンク)がお気に入りです。
V型2気筒のエンジンは、気筒当り200ccしかないのでトルク感と言うほどほどトルクは無く、どちらかというとマイルドな感じ。高回転域は一生懸命に回ってるーって感じで、少々つらいですが、やっぱり低速域が乗りやすい。しかし、低回転域からほぼ最大トルクが発生しているので、発進して100メートルくらいは意外と速く、相手の油断に付け込んで4気筒組をおいてけぼりにする事も可能でした。とはいえコーナーリングはさすがに弱く、気合いを入れるとステップどころかケースを擦ります。シャフトドライブの癖ってやつはGLに比べるとほとんど気になりません。
のんびり気ままな走りができるという事が最大の特徴のビラーゴですが、勿論欠点もあります。その中で最大の欠点は給油の時にシートを上げなくてはいけない事です。当時のビラーゴはシート分離型ではなかったので、給油をする度に後部座席のパッキングを解いてシートをがばっと全開にする必要があったのです。一人だけならともかく仲間とのツーリングでは給油の度に申し訳ない思いをしたものでした。
さらに追い討ちをかけるように、そのタンク自体も容量が小さく、ツーリングでは常にメータとにらめっこで、いつもスタンドを探していました。
そして、あの少々ふんぞりがえったスタイルは風を全面に浴びる為、アメリカンといえど案外疲れるもんだとわかった事。はたから見るより楽ではないのです。
一文字のハンドルも格好良いかなとおもいましたが、絶対にプルバックハンドルの方が楽です。長距離を走るには、やや前傾のポジションのほうがかえって疲れないようです。
なんだかんだいっても私はビラーゴが気に入っていたのですが、家庭のジジョーってやつで手放したのでした。その話はガンマ編で。
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