2013年02月12日

となりの山劇 No.056 VOGEL


いろいろ改造して遊びました


 VOGELと書いてフォーゲルと読むんだけど、知ってる? おいらは読めなかった(笑)。

 VOGELのメーカーはヤマハで、形や大きさはホンダのゴリラによーく似ているけどエンジンは2スト。その存在自体がマイナーで、誰に見せても「ゴリラ?」と言われたものです。(言い忘れたけど原付です)

 入手方法がちと変わっていて、このバイクは鉄屑屋で拾ったのです。見つけた時は油汚れで真っ黒だったのですが、貰ってきて洗ってみたら案外きれいになりました。幸いにもエンジンが生きてたので、軽く整備するだけで見事に走ったのでした。

 しかし、このままでは公道を走れません。さっそく区役所へ行き、ナンバーを申請し、自賠責をつけたところでオッケです。さらに、あんまりゴリラと勘違いされるので、開き直ってロスマンズ仕様に全塗装を施し、ホンダ純正のステッカーを貼ってやったのでした。

 ここまで仕上げてからが面白かった。その後例の鉄屑屋に何度か通い、ヤマハMRのエンジンを見つけてはフォーゲルに乗せ替え(なんとマウントもピッタリ)、タコメーターを見つけてはタイラップでスピードメーター横に固定し、純正のサスは柔らかすぎるので、適当に見つけた125ccのものを取付けました。その結果、発進の際は体重を思いっきり前にかけておかないとすぐにウイリーする笑えるようなバイクに変身してしまったのでした。

 フォーゲルを整備分解していて気がついたんだけど、あの手のバイクの馬力の違いは「リードバルブの口径」だと解かった。フォーゲルとMRの口径はぜーんぜん違う。勿論MRの方が遥かに口径が大きい。

 かつて庄内川の河川敷にはYSRなどで元気に走っている連中がいまして、そこにフォーゲルで割り込んで一緒に走っていたのでした。しかし、いくらパワーアップしたと言っても、根本的な車格の違いはなんともならず、ただただ邪魔をしているようでした。

 小型でお手軽なこいつはほとんど公道ではなく、河川敷で遊ぶのにつかっていましたが、ある日、エンジンが焼きついてしまいました。それからは何をやっても動きません。とりあえず廃車にはしたのですが、今も倉庫の奥でほこりを被っているのです。また、違うエンジンが落ちていないだろうか。でも鉄屑屋に行く機会が無いしなぁ。惜しい。





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ラベル:原付 ヤマハ 2スト
posted by サンタ at 22:17| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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