価値がわからものが一番面白い
ワシね、テレビ番組の「開運!お宝なんでも鑑定団」が好きで、可能な限り毎週観ている。まあ、最近はマンネリ化してきてね、ハナっから明らかに価値がありそうなモノが出てきたりして、やや新鮮さに欠けるところもある。
やはり、この番組の神髄は、海のモノとも山のモノとも分からない怪しいモノを鑑定して、外観からは絶対にそうは見えないモノに対して意外な高値がついた時の驚きではないだろうか。
番組中の企画にもいろいろあって、「出張鑑定大会」がなかなか面白い。しかしワシはこの場で断然「蔵開け隊」を推したい。この企画はどちらかと言えば一種の「のぞき」に近いのだが、世の中かくも金持がいるもんだという事がわかって面白い。最近この企画をやらなくなったけど、もしかして税務署の職員が目をつけていたりして。(笑)
そこで、ワシの家に宝は何か無いかと思ったんですが、元々ビンボーな家だから見事に何も無かった。それだと話が終わってしまうので、そこをあえて探してみると、・・・・・・
(1)「フレディー・スペンサー」のサイン入りTシャツ。
これは昔々、NS400R(トリコロール)を新車で購入した時に、バイク屋のおやじから貰ったもの。ただし、バイク屋のおやじは本物だと主張しているが、全然本物に見えない(とりあえず根拠は無い)。どこを見ても「フレディー」にも「スペンサー」にも見えない。でも、今更本物かどうかなんてわかんないけど、フレディーファンのワシとしては、とりあえず本物だと信じて大切に保管してある。
(2)本屋で貰ったミニカレンダー
次にこれまた昔々の事、中学校時代、やはり今のように本を沢山読んでいた。その本を買いに行ったり、見に行ったりした時に、レジに必ずと言ってもいいくらい「ミニカレンダー」が置いてあって、これを片っ端から貰ってきた。大体はしょーもないモノが多いが、その頃の漫画もののカレンダーも負けじと多い。中には「手塚」モノもあったりする。価値はあるのか?
(3)大友克洋のスクラップブック
これも昔々の話だが、大友克洋が現在の様なメジャーになる前の事。いわゆる「ショートピース」の頃から愛読していた。
その掲載雑誌から1話分まるごとスクラップしてとっておこうと思い付いたのが、アクションに掲載されていた「気分はもう戦争」の後半辺り。それ以来、いろーんな雑誌に目を通してこれまた片っ端からスクラップしていたのだが、当時から「大友の原稿落とし」は有名で、表紙や目次に名前が載っていても原稿が載っていないという事は日常茶飯事。一瞬でも気を抜けなかった。
そんな中、ヤングマガジン掲載の「アキラ」は初回から最終話まで全部のスクラップがある。勿論、単行本で加筆修正される前のものなので、単行本とは違っている部分も少なくないようだ。
さてさて、無理やり3つ出してはみたものの、価値があるのか無いのかよーわからんね。そもそも自分なりの「思い入れ」ってものが大きいからなぁ。
※その後
フレディーのTシャツは相変わらずワケわかんないままタンスの肥やしになっております。ミニカレンダーは多分何処かにあります。大友スクラップは、是非譲って欲しいという人がいたんで、丸ごとあげてしまいました。よって現在手許にはありません。好きな人にはタマラナイ物だと思うジョ。
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