2013年02月11日

となりの山劇 No.034 無能なラジカセをケトバセ


一見高機能に見えるラジカセを購入してみたものの


 最近のCDラジカセって、一見機能が多そうで、実は無能だと思わないか?
 しかもある程度複雑な動作が自動化されていて、ボタンひとつ押すだけでいろんな事ができてしまう。本っ当に便利になったものだとは思いつつも、そんなしょっちゅう使っている訳でもないのですぐに忘れてしまうのだ。

 おかげでCDを録音するたびに取扱い説明書を出して読み直す始末。読み直してから暫くは憶えているけど、時間がたてば結局忘れる。困ったものだと思うが仕方がない。これはMACに例えると複雑なショートカットを憶えようとするのと同じ。ソフトが違えばキーが違うし、同じキーでも動作が違っていたりする。だから最低限の重要なキーしか憶えないようにしている。話が外れたが、要は多機能な機能は憶えきれないという事だよ。それはあんたが歳をとったからだって?。冗談じゃあない。録音作業くらい『手動』ならば完璧に出来るのだよ。

 しかし何だな。設計した奴は、いかにユーザーが楽をして完璧な録音を出来るようにして、他の製品と差別 化を図りたいなんて考えたのだろうが、それがかえって話をややこしくしていて、結局毎回取り扱い説明書を読むハメになっているのだから悲しいよな。

 それと、例えばウチにあるようなCDラジカセだが、一見すると豪華に見える。しかし、実は機能がかなり足りない。むしろ『無能』と言い切っても過言ではない。例えば『テープせレクタ』。ほら、ノーマルとかメタルとかテープのタイプを分けるやつ。一応ね、カセットを入れる上の部分を覗いてみると、カセットハーフの上にある穴を検出するかのような装置がついている。これなら自動で大丈夫だなと思ったら大違い。説明書をよくよく読んでみると、その装置は実は作動していない事になっている。「ノーマルテープ以外は使えません」などとハズカシ気も無く堂々と書いてあるのである。

 次に『NR』(ノイズリダクション)がついていない。『ドルビーC』迄つけろとは言わない。だが、今どき『ドルビーB』くらい標準で装備されているかと思ったら、それすらもついていない。ついてないと困るんだよ。今までステレオで作ってきたカセットはみんなNRがオンになっているのだ。仕方ないから音質で低音寄りに調節して聞いているけど、その音質調節だって、低音、標準、高音1、高音2といったバカみたいな大雑把な調整しか出来ない。グライコつけろとは言わないが、もう少し何とかならなかったのか。

 パンフレットを見ると、『アンプ出力大音量10W!』、なんて誇らしげに書いてある。だったら外部SP端子くらいつけろよ。10Wもあれば外部SPもガンガン鳴るぞ。

 以上の話をまとめると、まるでコストダウンの固まりって感じだ。余計なものは何一つつけない。削れる所は全部削る。ほんと、そんな感じ。念を押して言うと、うちのCDラジカセのメーカーは大阪に本社があるM社で、そこらのディスカウントで投げ売りしてるような安物ではない。それなら何でそんな変なやつを買ったのだと言われそうだが、今書いた様な事はパンフに載っていないぞ。使ってみて初めてわかったのだ。オジサンは怒っている。

 話がぐちっぽくなってしまったので話を元に戻す。何度も言うが、いろいろな機能があるのはいいが、そんなのイチイチ憶えてられないよ。CDラジカセを使ってる諸君。そんな機能を説明書無しに使いこなせているかね?

※補足
これは以前から所有していたオーディオのフルセットを、子供が産まれて部屋が狭くなるという理由で泣く泣く全セットを後輩にくれてやった。その替わりに一見賢そうなCDラジカセを購入したのです。今でこそ主力はCDかMDになってきましたが、この当時はまだカセットが主流でした。しかも、そのカセットの数たるや膨大なものですから、それらの財産が使えないとわかると、無性に腹がたってきたのでした。最近のオコサマにはわっかんねーだろーなー。(^^ゞ





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ラベル:ラジカセ 無能
posted by サンタ at 16:48| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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