谷汲には美味しい名店がずらり
さて、もう間もなく紅葉前線が平野部にも降りて来る頃ですが、この時期になると必ず1度は行くところが表題にもある谷汲です。
他の地方の方はわかりにくいかもしれませんが、谷汲というのは知る人ぞ知る名古屋鉄道の秘境。僻地中の僻地にある終着駅で、赤と白色2色ツートンカラーの信じられないほど古い木造の電車が走っていて、マニアの方が沿線でよく撮影をしています。(こういう電車に乗るのも一興)
ここ谷汲には華厳寺という巡礼寺があり、参道両側には延々と数々の店が並び、正月には初詣での客。春に桜、秋は紅葉のシーズンになると花見客で参道がいっぱいになります。
この周辺は同時に富有柿と椎茸の名産地で、参道沿いの鄙びた店では美味しい椎茸料理を味わうことができます。店によって味付けがビミョーに違っていますので、いろいろな店を試してみるのも面白いと思います。
中でも、私が必ず立ち寄るのが「三枡屋」という店で、ここの名物は手作りの「ういろ」です。この店では、奥のせいろで蒸し上がった出来立てのういろを目の前で切り分けて包んで売りますので、タイミングがいいと暖かなまま食べられます。味は、私は好きなんですが、うちの家内は「そお?」と言います。ちなみにこの店はかつて皇太子陛下(現天皇陛下)が召し上がった・・・らしく、恭しく書かれてありました。
そのういろのお値段ですがね、一包みに三角の白黒桜が合計10切れはいって確か600円だったと思う。それでこの包みがけっこうかさばるので、車で行くときはいいけど、バイクで行くときは現地で半分くらい食べてしまったりします。この外郎は冷蔵庫で保管して後で食べると固くなり、確実に味が落ちます。また、包みをコンビに袋に入れたままだと、蒸気で水っぽくなってしまいます。ここはやはり出来たてを食べるのが旬です。参道はバイクでは走れません。でも、周辺には気持いい道がたくさんあり、何度行っても飽きない所でもあります。
※注意
現在名鉄谷汲線は廃線になっております。つまり、ありません。という事で、現在谷汲へは樽見鉄道谷汲口駅からバスに乗り換えるのが唯一の交通 機関となってしまいました。車の場合はでっかい町営の駐車場があります。しかし、その僅か手前にある民間の駐車場を利用した方が料金的にオトクです。
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