うかつに寝過ごすとヒジョーに危険
あれはいつだったかなぁ、ついについに電車寝過ごし記録を更新してしまったのです。
いつもは電車も大垣止りだからよかったんだけど、その日に乗った電車が運が悪い事に関ヶ原行きだったようで、結局関ヶ原まで行ってしまったというわけです。 それだけだったらよかたんだけどねぇ、その時の状況がちょいとばかしアレなんで・・・・へへっ。
あれは名古屋では雪がちらつくような今年1月の寒い日で、友人達を連れ立って飲みに行ってたんだよね。その時に普段より飲みすぎまして、電車に乗るまでは意識がはっきりしてたんだけど、帰りの電車の中ですっかり回ってしまってそのまま熟睡してしまったんですわ。
「お客さん、終点ですよ・・・・」
車掌の声に飛び起きてそのまま外のホームへ出たところにベンチがあったものだから寝起きでふらつく足でそのまま座っていたら電車の扉がすーっと閉まりました。
「あ、いかんわ。カバン忘れたわ」
遠のく意識の中でそう思っても後の祭り。電車は風雪を巻ながら遠くへ行ってしまいました。
「お客さん、そろそろ駅を閉めますので・・・・」
いつの間にかベンチで寝ていました。その時改めてここは何処かと周りを見回すと、そこは見慣れない駅。おいらはいったい何処にいるのだ?。眠い目をこすってよく見ると柱に関ヶ原って書いてあるではありませんか。
「をぉぉぉぉおおおおお・・・」
思わず声にならない声を出して駅員の後ろからとぼとぼ歩きながらカバンの事を駅員に訊ねると、その場で大垣の車庫にあると確認してもらったはいいものの、今からいったいどうしたものか?
カバンが手元に無いということは当然ながら一文無しですわ。関ヶ原駅前のタクシー営業所は既に電気が消えて誰もいないし。大垣のタクシーはちっとも捕まらないし。駅員はおいらを駅舎から追い出そうとするし。さっきから気になってたけど、駅の周辺って一面 真っ白じゃん。よくもまぁ吹きっさらしのホームのベンチで寝てたものだ。
そう認識したらやたら寒くなってきて、このまま外に出ると凍死しかねないんで、せめて迎えが来るまで待合室を空けといてとお願いして、家に電話するとあきれた声で今から迎えに行くとのこと。
でも多分家から関ヶ原まで1時間近くかからない?。既に駅員は居ないけど、寒いこと寒いこと。じっとしていられないの。一応冬服着てるんだけど、こんな厳寒仕様じゃないでしょ。服の外側から冷気がしとしと侵入してくるのね。た、たまらん。
そうしているうちに指先が動かなくなってきたのよ、本当にマジにやばいかもって思ったね。で、そこで思いついたのが携帯メール。この時間に起きていそうな奴を選んでメールを飛ばすと即刻返事が返ってきた。それを迎えが来るまでずーっと続けていたのであります。おかげで意識が遠のかなくて済みました。該当者感謝してます。チュッ(^^ゞ。
帰りの車の中ではひたすらカミさんに謝ったのは言うまでもないっしょ。。。あ~あ。
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