ウチのアパートで起こっている好評事件シリーズ。事件の内容をリアルタイムにてお送りしております。(^^ゞ
それでも、もういい加減この話題も止めたいと思ってはいるものの、次から次へと話が続いてしまう。一体全体誰のせいなんだか。それとも気にする方が悪いのかな?あれからまた、新しい掲示内容が加わったのです。新たに加わった内容は以下の通り。
これだけ書かれてある。それでも一応以前よりはマシかと思いきや、これがまた騒動を巻き起こしている。
「あらま、また新しい掲示が増えている。」
「いつの間に書いたのかしら。確か昨日の晩は無かった筈。」
「ところで1番目の駐輪場の移動って何だ?」
「だから、アパートの一番奥にするつもりなんじゃない?」
「でもさ、あそこは物騒だし、実際に被害も出ているわけだから絶対に嫌だと言った筈なんだけどな。」
「でも、あそこしか考えられないんじゃない?」
「2番目のテナントって何だよ。自分とこの事務所を造りたいって言ってたやつじゃないのか。」
「そうじゃないの?」
「あれ程、住人の迷惑になるから止めろと言ったのにな~。それに、年内は工事をしないとか、事務所を造るにしても2~3年後の話だと言ってなかったか?」
「舌の根も乾かないうちにってやつね。」
「ますます信用が出来ない。」
「3番目の西側駐車場を増設するって何かしら?」
「現在の駐車場はみんな東側だよな、確か。」
「まさか方角を間違えてるって事はないよね。」
「この件は4番目の事にも関係しているんだろうな。」
「この『1・2・3・5』番って、皆アパートの南側だろ。」
「そうそう。だから、1階にテナントを入れる際の駐車場にでもするつもりなんじゃない?」
「つまり、どけと言ってる。」
「じゃない?」
「そうすると、やっぱり駐車場の絶対数が少なくなるんじゃないかな?」
「どういう事?」
「わざわざ西側って書いてあるんだからさ、ここの西側の何処かに土地でも借りてさ、駐車場を造ったりしてね。」
「それで、せっかく造るんだから、アキが出ると勿体ないから、『外借』の人に入れって言うの?」
「そんなトコロじゃないかな。」「ところでこの『1・2・3・5』番の該当者の人達って、この事を知っているのかな?」
「案外知らなかったりして。」
「普通はきちんと事前説明をして、合意してから掲示するってものだろ?」
「でも、あの大家よ。そんな事をすると思う?」
「しないと思う。」
「でしょ~。」
「とにかくさ、特に上と下の人に会ったら、何か聞いといてよ。」
「そうね。」
ここで少しだけ解説しておくと、ウチのアパートは敷地内に空きが有る無しに関わらず、1件に1台の駐車場を必ず確保してくれている。入居した時に運良く空きがあればいいのだが、無かった場合は周辺の一般駐車場を『アパート』の駐車場として借りて、そこに車を置かせてもらうという形になる。これを『外借』という。
ただし、これはあくまでも1台目の車の場合。2台目以降は「どうぞご自由に」という事になっている。実際の話、知っているだけで3台は外借で、4台は自由契約の車である。
「そういえばねぇ、例の駐車場該当者の方から話し掛けてきたわ。」
「それで?」
「なんとね、誰も何も聞いてないんだって。」
「やっぱり?」
「それでね、もし大家が駐車場を造るとしたら、隣の空き地じゃない?って。」
「そこくらいしか見当たらないのは確かだけどさ、この辺りの土地って結構高いんじゃなかった?」
「そうよね。」
「もしそこだとしてさ、あそこって車を駐車するにしては出し入れに不便だよね。入り口辺りなんて、見通しが効かないから結構怖いんじゃない?」
「だからね、外借の人はね、今より駐車場がぐっと安くならない限り移動したくないと言ってるわ。だって、今の方が便利で安全なんだもの。」
「自分で借りている人達だってそうよ。上の奥さんなんて、頼まれたって嫌だと言ってるくらいだし。」
「ところでさ、その他の件も、誰も聞いてないの?」
「それがね、上と隣のウチの子供が聞いていると言うのよ。」
「はぁ?」
「たまたま、大家が掲示板に書いている時に子供たちが通って、『何書いてるの』と聞いたんだって。」
「子供は無邪気だからな~。」
「それで、駐輪場はやっぱり奥で、テナントっていうのは店ではなくて事務所なんだって。」
「駐車場の件は?」
「それは聞いてないって。」
「じゃあ何さ、結局、話を聞いたというのは子供だけ?」
「そうみたいよ。」
「何を考えてんだろ。バカな大家だな。子供とは話ができても、大人とは話が出来ないんだ。」
「それでね、昨日なんて下の人が何度か廊下ですれ違ってるんだって。それでも何も言わなかったそうよ。」
「大体大家ってさ、すごい無愛想じゃん。外ですれ違ってもこちらを見もしないし、挨拶もなければ声もない。」
「そうよ、こちらが『こんにちわ』って言っても、ニコリともしないで通り過ぎて行くわ。」
「こないだなんか、駐車場で洗車している間、大家が遠くの方をウロウロしていて、何をしてるのかな~って思っていて、洗車が終わって部屋に戻るなり大家が車の廻りのゴミを掃除してやんの。もう既に、向こうからは近付いて来ないみたいだよ。」
「そういう姿がよくないんだと思うわ。」
「あの掲示板の件も、ただ書けばいいってモノじゃなくて、もう少しきちんと内容が決まってから書いて欲しいって皆さん言ってるわ。」
「そりゃそうだろう。」
「駐輪場の件も、例えば移動先をきちんと明示するとか、駐車場の件でももう少しきちんと根回しするとか、場所をはっきりと明示するとか、大体テナントに大家が入るって話が判ったら皆驚くだろうな。」
「それどころか、例の『コンサルタント』が入ったらどうするのかしら。」
「あははははははは。そうなったら、もう黙ってなくてもいいだろうね。今のところ一応は黙ってるけど。」
「ところでさ、あの掲示板の、先週にかかれてあったやつ。あれ、いつの間にか消えたね。」
「そうよ。結局誰も何にも話を聞かないままに消えたわね。」
「やっぱり誰も聞いてない?」
「誰も。」
「でも、気になるだろ。」
「そりゃあもう、誰だって気にしてるわ。」
「ある日から突然値上がりしたりしてな。」
「そうなったら、アナタ電話してね。」
「またオレか。」
実は第二の掲示が書かれた直後、先週のゴミの件の方がきれいさっぱりと消されていたのです。勿論誰にも何もアクションは無く、結論は誰も知らないまま。実際「やっぱりな~」という感じはするのですが、それにしても方法がマズイと言うか、はっきり言って下手くそですわ。第二の掲示も同じ。もう少し柔らかく説明しておけばいいものを、ああいうぶっきらぼうな書き方をするものだから、かえってまた反感を買うんだね。
それとあの愛想の無さ。こちらが挨拶してもろくに返事もしないで通り過ぎていくんだね。これからアパートに住み着きたいと思っているんならせめて愛想くらい良くしたらどうだ。何度も言うようだけど、住民に不快感を与えても得する事は何もないぞ。そんな事だから皆から『バカ大家』と言われてバカにされる。
本当に、そろそろこの話題を止めたいな~。でも、こちらが黙っていてもトラブルが向こうから熨斗つけてやって来るからね。困ったものだ。という事でまたね。(^^ゞ
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