2013年02月09日

山劇 No.103 実録!バカ大家 3

山劇/となりの山劇シリーズ
まだまだ話が尽きません

 まだまだ楽しい後日談がいっぱいあります。楽しみですねぇ~。次から次へと出てくるおバカ大家の物語です。リアルタイムでお送りしております。

車ペンキ事件はこうなった。

 さて、ウチの車にペンキが付いた事件ですが、自分も仕事が忙しくて平日は殆どかまっていられません。ですが先日の3連休に入り、いまだに一言も連絡が無いのはやぱり誠意が無いなと思い、朝イチに自分側のディーラーへ出向いて一通り説明し、この件の修理方法と見積りを出して頂きました。それから改めて大家のへ電話したのです。もう既に大家に面倒を見てもらう気持は毛頭ありません。

「実は、自分のディーラーで修理したいのです。」
私の所が気に入らないという事なら、別にいいです。
(気に入らないと思っているが)そんな事言ってませんが。」
「私も本当は間に入ってこんな事はやりたくなかったのです。」
「それならもういいです。こちらでやりますから塗装屋と保険屋の連絡先を教えて下さい。」
「いいですけど、もう既に保険の見積りと承認が終わってますよ。」
「どういう事ですか?」
「私の方で修理の内容を決めて、それで見積りを出して、つい先程承認を頂いて、いつでも修理が出来るという状態になったのです。」
「ちょっと待ってください。それは順番が違ってませんか? まず、事件が起こってから以来、誰も私の所へ来ていませんよ。当然謝罪も挨拶もどのような補償をして頂けるのか説明も何もありませんね。そちらで修理の見積りを出されたという話ですが、被害がどれだけあって、どうしてもらえるのか。確認も承諾もしていませんよね。それで結局5日間ほかりっぱなしにされている。」

(中 略)

「とにかく、見積り額だけは保険が下りますから、どのように使われても自由ですよ。」
「何がです?」
中にはお金だけ貰って修理しない人もいるという事です。」
「アナタ、一体誰に向かってそういう話をしています?」

 ここから先はまさに泥沼状態で、それなら誰に責任があるのかと問い詰めると、「それなら直接塗装屋と交渉して下さい。」だってやんの。そういう塗装屋に仕事依頼した責任なんか微塵も感じていない。とにかく気に入らないのは、一言も謝らない事。何を問い詰めても、業者のせいだとか、忙しかったとかと理由を付けて逃げる。もしくは、私も困っていると逆に開き直る。ほんっとにたちが悪い。

 しかも、ディーラーの悪口をさんざんほざくのです。自分だって仕事の殆どをディーラーから貰っているくせに。立場をわきまえて発言しているのかしらん。?この時は結局1時間以上もガタガタと話をしていて、心底からくたびれてしまいました。

 さて、次は塗装屋です。さっそく電話すると居ました。

「一体どうなっているのですか? 説明してもらえますか?」
「いや~、ペンキが付いたと判ったときすぐに大家さんに連絡したら、『ウチは修理屋だから修理の方は任せてくれ。塗装屋さんは保険の方をお願いします。』と言って飛んで行かれたんですよ。」
「でも、大家さんはただ『大丈夫だから』とだけ繰り返して喋って、すぐに帰ってしまったそうですよ。被害の確認も、補償の説明も何も無く、結局、今の今迄誰からも謝罪も挨拶すら頂いてないのですが。」
「それは申し訳なかった。てっきり大家さんが全て取り仕切ってくれていると思っていた。本来ならばウチが悪いからウチがきちんと謝るべきでした。」
「とりあえず、修理はディーラーの方へ任せたいので、保険の見積りの件は一旦白紙にしてもらいたいのです。」

 塗装屋さんはこの日の晩にウチと、教授の宅へ挨拶にやって来ました。そこで、初めて今回のいきさつを聞き、トラブルの原因は調子がいい大家のせいだという事を改めて確認したのです。車の修理の方は、保険を使用する使用しないに関わらず、間違いなく全て補償します。という話になり、やっと一安心です。結果的にバカな大家に振り回された塗装屋さんが少し可哀想でした。

 さて、その次は保険屋さんとの交渉です。ですが、こちらの方は早々と塗装屋さんの方から連絡が入っていたらしく、話はスムーズでした。どうやら何とかなりそうです。でも、最後に保険屋がポツリ。『大家さんに間に入って貰わない方がややこしくならなかったですね』と付け加えたのでした。

無断鍵開け事件、その後。

 次に無断鍵開け事件ですが、こちらの方は近所の数軒の奥さん連中が集まって話し合った結果、無断で鍵を開けないで欲しいという内容の要望書を署名入りで出そうという話になり、実際には私が文面を作成しました。要するに、こういう事は犯罪だぞ、2度とやるな、やむを得ない場合はこうするべし。という内容をやんわりと書いてあります。それで私らもあんまり時間を使いたく無いので、その時点でアパートに居る人だけ回って署名してもらい、大家をアパートに呼びつけて手渡したのです。実際の署名は全体の3分の1程度でしたが、もう3日程時間をかければ殆ど集まったと思います。

 その文書を手渡した時、始めて大家の奥さんが顔を出したのです。

「この度はいろいろご迷惑をおかけしました。でも、他の経営しているアパートでも居ない所を開けさせてもらいましたが、何も言われませんでした。このような事を言われるのは始めてです。多分気がつ かない方も多いのではありませんか。」
「気がつくとかそういう事ではなく、やっていい事と悪い事があるという事を認識して欲しいのです。」

まるで全然悪くないと思っている様子。何でこんなものを突きつけられにゃならんのかって感じ。それからそのすぐ後に、

「皆さんいろいろ言われますけれど、私たちも今迄我慢している事がいっぱいあるんです。今回のペンキ事件が片づいたら、7軒ほどのお宅と話し合いをしたいと思います。」

 そういう事を言う事自体がオカシイと思うのですが、何か言って来るのなら聞いてやろうじゃないの。この中にウチが入っているかどうか判らないけれど、何を言ってくるのか、すごく楽しみなのです。

またまたその後の車の話

 さて、それから数日がたちました。またしても事件です。結局ウチはディーラーに修理を依頼する事になりましたが、教授の車は大家の工場で修理する事になったそうです。そこまではそれぞれの家庭の決定ですので問題ありません。さて、教授の車を修理に出す約束の時間、朝の7時半に教授が大家が来るのを待っていたのだそうです。しかし暫く待てども大家はやって来ません。教授は大学に遅刻するといけないので、待ちきれずに出掛けてしまいました。

 実際にその大家がやって来たのは約束の時刻から遅れること45分。8時15分だったそうな。しかも約束の代車を持って来ていません。なんと、昨日返却予定だった代車が返却されて来なかったから仕方がない。と、堂々と言い訳をしたそうです。

 おかしではありませんか。大体、代車が帰って来ないというのは昨晩のうちに判った筈。昨晩のうちに連絡を入れるどころか、朝の約束の時間に遅れるという連絡もよこさない。しかも、約束の時間に遅れたどころか、代車の用意も無い。よくもまぁこんなやり口で商売成り立つものだと思います。私が対応したらその場でキレてしまいそう。

無断でドアを開けるなという要望書はその後・・・

 次に例の『要望書』の事です。例の要望書は結局、渡した時に「直ぐに署名捺印して持ってきます」と言いながら、実際に持ってきたのが3日後。しかも、オリジナルはこちらで保管して、大家さんには写しをお渡しします。という約束をしていたのに拘わらず、持ってきたのは要望書のコピー

 それでは約束が違うと言ってコピーを突き返し、原本が欲しいと主張すると、「直ぐに持ってきます」と言いつつ。既に2日が経過しています。車で走れば10分とかからない場所なんですけどね。

余計な話も続々と

 ついでなんですけど、その要望書のコピーを持って来た時の話。大家がウチに対して「何やらお宅、部屋を大改造しているらしいですね。」と聞いてきたのです。勿論そんな事はしていません。せいぜい部屋の仕切りの扉を全部取っ払って雨風当たらないようにベランダに仕舞ってあるだけです。照明は前の大家さんと、出る時には置いていくという条件で、全て新しくしてあります。そんな話を一体誰から、どんな内容で聞いたのかと尋ねると、最近転出したある人らしく、ただ「大改造しているらしい」と聞いたから確認してみた、と言うのです。相手の弱点でも見つけて喜んでいたのではないでしょうか。バカな奴です。

 それから、どこそこの人は共用部分を倉庫にしているだの、何が置いてあるだの、べらべらべらべらべらと、よ~喋るのです。それだけならまだしも、「それって、どう思われます?」などと聞かれても答えれるわけないじゃありませんか。それぞれのウチと、元の大家との間でいろいろ個別に約束がしてあったり、承諾を得てやっていることですから。
 それから、最近転出された誰それは転出の際に補修費を貰わなかったけど、実施には50万円かかって大損したとか、ほんの先週に転出した人には補修費として5万円貰ったとか、余計な事を言うのですね。

 その費用の算出方法も、どうやら最近『ミニミニ』へ相談に行ったら、『補修費の責任割合は7対3』だという話を聞いたという事で、費用を算出したと言うのです。大丈夫かな~、このオヤジ。先程の例で言う50万円というのは、恐らく『リフォーム』だと思うのですよ。相当に大々的にやってましたから。という事は、『誤って汚してしまった』部分の補修ではなくて、『商品価値を高める、もしくは維持する』目的のリフォームじゃないかなー。アレ。

 他の人のアドバイスは出来ませんが、もし自分が出る場合はこの辺りをキッチリ線引きをして交渉しようと思います。でも、言ってみりゃ他の家の悪口をベラベラと喋っているようなものです。ウチに対してこんな話をするという事は、他の所ではウチの悪口を喋りまくっている事を白状しているようなもの。ますます信用できません。

 なるべく簡略して書いたつもりですが、またまた長々となってしましました。次は何をやらかしてくれるのでしょう。それはそれで結構楽しみだったりします。






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posted by サンタ at 21:17| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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