2013年02月09日

山劇 No.102 実録!バカ大家 2

山劇/となりの山劇シリーズ
とにかく入居者の神経を逆なでするバカ大家

事件ファイル<7> 扉に張り紙事件

 ある日の事。1階の廊下を歩いていたら、ドアに大きな張り紙がしてあるのを見つけました。

「2月分からの家賃が振り込まれていません。至急入金されたし。連絡が無い場合には保証人へ連絡します。」

 恐らくその部屋は学生ではないかと思うのです。それで実家にでも帰ったのか留守にしていたのでしょう。それにしても、たかが2ケ月分で張り紙とは恐れ入りました。これが例えば繰り返し滞納したり、何度かの通告を無視しているならば話は別ですが。大家が変わってから2ケ月も経っていないのに、フツーは廻りに気を遣って文書でやるでしょう。まるでヤクザのサラ金取り立てのような手口に見えました。入居者に対する配慮が全く見られない象徴的な事件です。

事件ファイル<8> 剥がせ事件

 前にあった事とよく似ていますが、壁が塗り終わってから今度はドアを塗る段になりました。なにぶんにも入居者は若い学生が多く、ドアにはいろいろなステッカーが貼ってある部屋もあります。これまたどのような経緯があったのかわかりませんが、そのステッカーが付いたドアにまたしてもマジックででかでかと丸を描き、『ドアを塗装するから剥がせ!』と命令調で大描きしてあるのです。

 ちなみにこの大家はマジックが好きで、塗装後の郵便受けの名前を入れる部分にも手描きで、それも達筆で全ての名字を書き入れてしまったのです。フツーはこんな事をしません。見栄えを気にするならネームプレートを入れるでしょうし、せめてテプラのようなもので入れるのではないでしょうか。少なくとも手描きはイタダケませんし、最近では防犯の為にむしろ名前を出したくない人も少なくないと思われます。これもやはり入居者への配慮が足りません

事件ファイル<9> 突然階段通行止め事件

 廊下を大体塗り終えた頃に突然階段を塗り始め、両端に2つある階段の片方を突然通行止めにしてしまったのです。こういうのは、フツー予告してやりませんか?

事件ファイル<10> 自転車置き場事件

 何を思ったのか、今度は自転車置き場の壁の塗装を始めました。それで全ての自転車を移動し、1箇所に固め、しかも完全にシートを被せてしまったのです。勿論その間は自転車を利用出来ないではないですか。しかも塗装が終了した後、自転車の位置は移動したそのままで元にも戻しません。勝手に動かしたならきちんと元に戻すのが筋ではないのでしょうか。

事件ファイル<11> 車にペンキがついた事件

 その日は風が強い日だったそうです。日中に仕事場に電話がありました。どうやら、ウチの車にペンキがついたそうです。例の自転車置き場で塗装していたペンキが風に煽られて飛んだそうなんです。それも運悪く、購入して半年もたたないウチの車と、隣の教授の車に点々と付いてしまいました。実は隣の車は教授お気に入りのBMWなんです。悪い事に教授はたまたま出張に出ていて、帰ってきたのがその3日後で、勿論カンカンになって怒っていました。

 一応、大家の家業が板金塗装屋で、車の修理はウチがやります。きれいにやりますから任せて下さい。と、言って帰って行ったそうなんですが、事件から3日たっても大家からウチへは無しのつぶてで何の連絡も来ません。思い余ってこちらから電話したトコロ、あと2週間待って欲しいと言われたんですね。自分のトコロでやってるんだったら、いつ頃になるのわかるってものでは無いでしょうか。どうもこの大家の誠意が感じられません。

 この件に関してはどういった対処がいいか、未だ対処を検討中です。とりあえずディーラーへ行って見積りを出して貰おうかと考えています。修理も、出来たら大家のトコロではやりたくありません。普段から快く思っていないトコロへ出す気持はありません。さらには、とりあえず警察にでも行って、被害届でも出してやろうかと思っています。警察は民事には介入はしませんが、自分としては事件の証明が欲しいのです。

事件ファイル<12> ペンキ屋無断家屋侵入事件

 さて、これまでは騒いでいるのは入居者の一部でした。他の入居者はどう考えているのか解りませんが、特に口を出すような事は無かったのです。しかしここに、ついに全ての住民を巻き込む勢いの事件が起きました。

 先日から玄関扉のペンキを塗っていたのですが、塗装したのは表側の表面だけ。表側が終わると次に扉のサイド側を塗る作業が始まったのです。扉の横を塗るには当然玄関扉を開けなければなりません。その時にたまたま自宅に居た宅はいいのですが、留守宅へは合い鍵を使用して勝手にドアを開けてペンキを塗って、暫く開けたまま乾かしてから閉めるという信じられない事件がありました。その現場をたまたまウチのカミさんがよく見ていたのですが、大家側の立ち会いは一切無かった。という事です。

 これにはさすがに今迄静かだった住民も騒ぎだし、アパートを挙げて大騒ぎになりました。ウチもたまたま居たからよかったものの、もし留守にしていたら無断で鍵を開けられていたところです。

 この件だけは絶対に見逃すことができません。今見逃したら今後も必ず同様の事件が起こるのです。本件も現在対応を検討中です。恐らく住民の書名入りの文書通達で、出来たら旦那衆が数人で押し掛ける、もしくは呼びつける。という方法を検討しています。今後同じ事が起こった場合には訴訟もありうると迄言おうと、相談しています。

今までのまとめ、経過報告。

 とにかく、バカ大家がやること為す事ことごとく、住人の神経を逆なでしているのです。そもそも『住人に住んで頂いている』ではなく、『住まわせてやっている』と言わんばかりの態度(実際に口にした)に腹がたつのです。そして万事決して自分の責任は認めず、必ず業者の責任にします。とにかく何事も一度も謝罪しません。そもそも、住人に不快感を持たれたり信頼を無くせば、結局大家が損する事になると思うのです。

 以前にあれだけ何か始める際には必ず予告の掲示をせよとお願いしたのに関わらず、1度たりとも掲示が貼られた事はありません。この辺り、すごく下手だと思うのです。何事も言葉一つだと思うのですけどね。どうも決定的にその辺りの配慮が欠けている。誠に困ったものですわ。

 それから、家業が板金塗装をやっているからか、何でも自分でやりたがるのです。郵便受けのネームもいい例ですが、駐車場のラインや、ゴミ捨て場の分別 指示なんかも自分でベニヤ板にささっと書いてあるのを貼り付けてあるのです。仕上がりは所詮素人の日曜大工以下なのでお世辞にもいい出来ではありません。こういったアマチュアイズムは、かえってマイナス評価になります。何かの時に『ワシはアパート経営のプロだ』とほざいた事があるみたいですが、こちらから見たら3流以下の大家です。






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ラベル:バカ大家
posted by サンタ at 20:42| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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