2013年02月06日

山劇 No.072 酒酔い展示会 1

山劇/となりの山劇シリーズ
ビールがタダで飲めるという噂は本当だった

 先週の金曜日のこと、部員の若い衆が「フレックスビルでビールのモニターをやってるよ」という情報を持ってきた。なんでも、ビールをタダで飲ませてもらえる上に500円分の図書券をもらえるらしい。図書券はもちろんだが、ビールをタダで飲めるという甘い言葉に誘われて「よーし、行くぞ!6時になったら全員で出撃だ!」と意味もなく叫んだ。
 しかし運の悪い事にワシだけその時間に打ち合わせの予定が入り、打ち合わせをするワシを横目に「じゃあ、あっしらは行ってきますぜ!」などと言ってさっさと行ってしまったのである。

 そして丁度ワシの打ち合わせが終わった頃、連中が帰ってきて、「へへへ、どうです、ちゃーんと図書券をゲットしてきましたよ!」と勝ち誇った様に見せびらかすのである。くやしい。その時、モニターの終了時間まであと30分だったが「ふふんっ、ワシだって行ってくるもんね。」と、半ば意地になりつつも、一人で出掛けたのだった。

 フレックスビル入口には特に看板は無かったが、かまわず会場があるという5階にズンズン進んだ。会場はどってことない普通の会議室で、入り口にアンケートを記入する場所が用意されていて、用紙を受け取って入るなり係らしきオバちゃんが「いらっしゃい、どうぞー」と、まるで飲み屋のような声で迎えてくれた。

 最初に年齢等を軽く質問され、それではお願いしますと目指すビールが目の前に置かれた。アンケート内容は、「苦味は?」「キレは?」「買いたいか?」というような簡単な内容だが、ビールというものはどのメーカーも似たような味で、本当に違いがわかるかと聞かれても、実はよくわかっていなかったりするのだ。しかし、タダで飲ませてもらってる手前、いかにも解ったようなフリをして「うーん、このビールはキレがあるが、コクがいまいちなんだよなー」などとブツブツとつぶやきながらアンケートを着実に消化していった。

 アンケートの所要時間は約15分。ビールの方は何杯でも好きなだけどうぞと言うから、グラスで5~6杯位 飲んでしまったかなー。最後に第2重点目標である図書券を受け取って、ふらふらと会場の外に出たのだった。



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posted by サンタ at 23:23| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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