このままでは壁にぶち当ったまま一歩も前に進む事が出来ないので、DOS-Vをよく知っている筈の友人にメールにて援軍を頼むと、暫くして電話がかかってきた。
「おいおい、わざわざ電話くれるのは有難いけど、どこから電話してんだよ。」
「会社からだよ。」
「会社からって、埼玉じゃないのか。」
ちなみにこちらは名古屋である。あれこれと話す時間も無いので、さっそくインストールの仕方を聞いてみた。しかし・・・・・
「まずCDのディレクトリを開く。」
「でぃれくとり?」(@_@)
「CDのドライブを指定する」
「何それ??」
「通常はCドライブになっているはずだからプロンプトの後ろに『DIR C:』と打ち込む。」
「何か出てきたけど、これってハードディスクだよ。」
「それならCDのドライブはCドライブではないから、『D』とか『E』とかやってみてよ。」
「・・・・・何も出ない。」
「多分ドライブの指定ができていないから、指定のやり方を調べてからまた連絡するよ。」
「悪いな。」
結局ウィンドウズのインストール方法が不明なまま数日が過ぎ、仕事がひと段落ついたところで再度挑戦してみる事に。しかし、どーにもこーにもやっぱり解らない。
そのうち、なんの気無しにたまたま『HELP』と打ち込んでみたら、ヘルプ画面 が出てきた。こりゃラッキーとばかりに、あれこれ眺めているうちに、なんとなく開きかたのコツをつかんだ。どうやらファイルを開くには『ドライブ名:ファイル名』と入れればいいようだ。「RealPC」によるCDドライブ設定も「Fドライブ」だと判明した。あとは、どの書類がインストーラになっているのか?という段階になった。
「どれでしょう?」
「多分、ウインドウズもインストーラーになっていると思うんだ。だから、インストーラーのようなものを開けばいいと思う。この『SETUP.EXE』というのが怪しいと思わないか。」
「と言うことは『F:SETUP.EXE』ですね。」
「・・・・・お、画面が変わったぞ。」v(^.^)v
「ヨッシャーッ、インストールが始まった!」
とまぁ、このような具合で無事にインストールが終了し、そして見事に立ち上がったウインドウズ95の画面 を見て、我々は単純に感動してしまったのであった。(T_T)
「ところで、これを何に使うんだ?」
「・・・・・・・」(+_+)
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