2013年02月02日

山劇 No.054 MAC de WINDOWS その1

山劇/となりの山劇シリーズ
知らないと言う事は怖いねぇ

 我々が仕事で使用しているのは、何を隠そう林檎印の機械である。別名マックとも呼ばれているらしい。

 ある日のこと、隣の席に座っているA君が突然、ウインドウズをやるとか言って『RealPC』なるソフトを購入してきた。しかし、外箱の注意書きをよく読まないで販売価格だけで判断したらしく、どうやらそれだけでは本来の動作をしないようだった。

 「おい、それって『ウインドウズ95』が入ってないやつだぞ。」
 「え? そうなんですか。」
 「ただの『DOS-V環境』ができるだけだって。」
 「なんですか、それ?」
 「それだけではウインドウズにならないんだよ。返品してこいよ。」

 こんなやりとりをしていたのですが、A君は何を思ったのか結局開封してしまい、さっさと自分のMACにインストールしてしまったのでした。インストールの途中でバーチャルハードディスクの容量 を決めるくらいの選択肢はあったみたいでしたが、大して難しい事は無く、あっと言う間にインストールが終了しました。そこで、いざRealPCを立ち上げてみると・・・・

 「あれ? 画面が真っ黒ですよ。」
 「だから言ったじゃないか、『DOS-V環境』ができるだけだって。」
 「それで、これから何をすればいいんでしょう。」
 「ウインドウズがやりたければ、パッケージを買ってきてインストールすれ
  ばいいんじゃないのか?」
 「そんな!」
 「そんな事言うなら、最初から『SoftWINDOWS95』を買ってこ
  ればよかったんだよ。」

 それから数日がたって、A君は懲りもせずにいつの間にかウインドウズ95を購入してきて、さっそくインストールしてみようという事になった。しかし、ウインドウズはおろかDOS-Vなんて一度も触った事が無い我々は、黒い画面 を前にして氷のように固まってしまった。

 画面の最終行に『ぷろんぷと』というらしきものがあるのだが、そもそもそれが何を意味するのかがわからない。PC系のパソコンは大昔、『8801』とかいう時代に少しだけ触った事がある。記憶によれば『DOS』の命令文を打ち込むという事ではないのだろうかと推測される。

 実際、ソフトの説明書にもそれらしき事が書いてあるのだが、そんな知識は皆無な我々には説明書用語の解読すら不可能。2人揃って、ただひらすら腕を組んで唸るしか無いのであった。



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ラベル:山劇 Mac Windoes
posted by サンタ at 22:25| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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