2013年02月02日

山劇 No.051 嫌いじゃ その6

山劇/となりの山劇シリーズ
テーマパークって何かと高いと思わないか

 新しい話かと思ったら、まだまだ前回の続編です。だんだん話題が無くなってきた?・・・いえいえ、このテーマは一言では言い表せないのです。・・・誰ですか!疑いの眼差しをしているのは。信じるものは救われる。足元を?(笑)

 前回はたまたま並ぶ話になってしまいましたが、今回はその拡張版であります。

 私が「並ぶこと」と同じくらいに嫌っているのがタイトルにありますような『テーマパーク』。まぁ一言にテーマパークと言ってもピンからキリまで大小様々なテーマパークがありまして、前回話題に出したのディズニーランドもその一つであります。

 テーマパークというのはそのまま直訳すると『あるテーマを基にプロデュースされた公園』という事になり、ディズニーランドは文句無しに上質なテーマパークと言えるのではないかと、これは私も認めております。社員の一人一人がかなり細かな部分にまで教育を施されていて、入場者の全てに上質なサービスを提供されています。そのサービスが徹底されている。だから、上質なテーマパークだと私も認めているのであります。

 ところが、最近ではいわゆる「テーマパーク」だと宣伝すれば自然に人が集まるようになりました。それだけ親子で遊べる魅力的な遊び場が無くなってきている証拠という事だと思うんですけどね。特に「子供が遊べる」という点が肝心で、実際私の近所で探すのに苦労するのです。それで、そんなこんなで「テーマパーク」に行けば親子で楽しめるのではないかと誤解して、つい出かけてしまう。そういうパターンが多いのではないか。そして、最近そういう客を目当てにして開園するテーマパークが多いなぁ、と思うんです。

 私のウチの近所(とは言っても遠いけど)にもあります。例えば蛭ケ野高原の近くにある『BOKKAの里』、琵琶湖の近くにある『ブルーメの丘』、長島の近くにある『なばなの里』、岡崎にある『デンパーク(だったかな?)』。確かまだあったような気がするのだけど、とりあえすこの4件にしておきます。

 この4つのテーマパークはそれぞれが確かに工夫が凝らしてあります。特徴もあります。大雑把に言うと各公園のテーマは『花(または野菜)』であります。でも、実際にそれらの公園へ行ってみるとそんな自然の事なんてどーでもよくて、目立つのは『地ビール』に『自家製ソーセージ』に『自家製パン』に『地ウシのステーキ』に『自家製ヨーグルト』に『自家製アイスクリーム』に等々・・・・

 名前を挙げるとキリがないけど、何処へ行っても同じなんですね、これが。しかも金額がやたらと高い。あれをフツーだと考えている人はあれで良いかもしれないが、私にとっては、少なくとも家族分を支払う私にとってはかなり財布が痛い。それから、そんな公園内にあるいろいろなイベントも金額が高いと思う。小さな事では『馬の餌』。これが有料だというのは分からなくもないが、これが高い。中にはウリである筈の『花』を見せる温室を園内であってもさらに有料(しかもこれまた高い)にしている所もある。

 園内の温泉に入るのにも有料(しかも高い)。園内の特別展示施設に入るのにも有料(しかも高い)。園内のレストランも高いし、中には駐車場料金が高い場合もあります。つまり、何をやっても食べても高い料金がかかり、私の財布はどんどん貧乏になってしまうという図式が明らかになってくるのであります。

 でも、良く考えてみるとディズニーランドだって何をやっても高いには変わりないのですが、あそこは入場料を最初から高く取っていますでしょう(パスポート)。だから、内部のイベントの殆どは無料。この件に関しては気にしなくとも良いのですね。だから、園内でお金がかかるのは食事関係くらいなもので、これが不思議とあまり気にならない。お金の事にうるさい私がですよ。(笑) これを何故かと考えると、ディズニーランドにはいわゆる『食事関係』以外に、盛りだくさんの魅力的な部分があるからではないかと考えるのです。

 これを、近所のテーマパークに当てはめてみると、結局は『食事関係』以外には魅力が無い。という事になるのでしょう。そりゃあ『花(または植物)』が好きでたまらない人にとってはいい所かもしれないけれど、『一度行ってみようか』程度のファミリーには30分と持たないのですね。少なくとも子供たちは「奇麗だねー」の一言で興味は他のものへ移ってしまうのです。メインと謳っている割には魅力が少なすぎるのです。間が持たない、ってやつですか? その結果 、仕方ないから『食事関係』に走しかない。するとそこにまた私の嫌いな『行列』が。・・・なんだか悪循環ですね。

 そういうわけで、結果的に何処へ行っても目立つのは『地ビール』に『自家製ソーセージ』に・・・以下略。となるのです。同じ理由で土産屋も人で一杯です。しかしながらこれまた何処で見ても同じような物ばかり。別 にわざわざ園内で買わなくても何処でも買えそうなものばかり。その違いは公園のシールが貼ってあるかどうかというだけと言ったら言い過ぎでしょうか。でも、土産屋は満員でも園内の花の周辺はガラガラなんですよね。

 そのまでたらたらと文句を言っているならば行かなければいい。と、思うでしょうが、そういう訳にもいかないところが辛い。ウチのカミさんはそういう場所が何よりも好きな人であります。ですから、1度は行かないことには気が済まない。で、帰ってくると結局「何にも無かったわねー。」「何処へ行っても同じよねー。」と言って、恐らく2度と行きたいとは言い出さないのです。要するに『話のタネ』に行きたいだけ。まー、私も同じようなヤジ馬なところがありますから、それならしゃーないから一度行ってみるか。ってなもんで一通 り連れて行ってやっているのです。困ったものだ。



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posted by サンタ at 19:19| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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