2013年02月02日

山劇 No.015 安物買いの銭失いとは、の巻。その1

山劇/となりの山劇シリーズ
高価なだけが自慢ではない

 最初に一言おことわり申し上げておきます。ぶっちゃけた話、私はとてもビンボーです。まぁ、欲しいものをドカンと購入してしまった結果そうなったと言えば、まさしくそのとーりでありまして、自業自得だと言われれば返す言葉もありません。それでも結婚前までは貯金なんて知ったものかとばかりに散財の日々を送ってまいりました。結婚しても暫くのうちは完全な共働きでしたので、わずかばりですが金勢的に余裕があったものです。ですからそんな頃はカミさんと2人揃って各地ふらふらと日帰りや宿泊などのツーリングに出掛けて行ったものでした。しかーし、子供が2人もいる今となっては完璧に小遣い制でありまして、増額交渉も易々とはままならない始末。あーあ、もう少し小遣いが欲しーなーというのは単なるグチであります。

 次に、名古屋人というのは・・・、なーんて始めるとまた名古屋の話題かなんて思われるかもしれませんが。とにかく、名古屋人というのは昔ッから一般常識的に「ケチ」であります。名古屋人のミエの張り方には、高価なものを当然のように「見せびらかす」ってのもあるのですが、もうひとつ、「いかに値切って買ったか」という事も自慢になってしまうのであります。

 つまり、もし他人と同じ品物を購入してしまった場合。「どちらの方が安く購入したか」という事によって勝敗が決定します。ですから、通常はタブーとされている、相手の所有物の価格を尋ねるという事は名古屋においてはまさに日常茶飯事であり、会話の中で、尋ねて欲しいというような雰囲気を感じ取った場合は、あえて尋ねてあげる事がコミュニケーションを図る上での重大なマナーであります。

「あれま、あんたの持っとるカバン、同んなじだがね。どこで買ったの?」

「こないだ松坂屋で買ったんだわ。」

「んでも、そのカバン高くなかった?」

「そんなことあらせんて、松坂屋のおつとめ品で1万円のところが2千円だったわ。あんたはいくらで買ったの?」

「私のは名鉄で3千円だったわ。あんた、得したね。」

 このようになるのである。
 ここで注目していただきたいのは、ただ単に値切るだけなら何処も同じようなものかもしれないのですが、安く購入した金額を他人と比較して勝敗を決める、そういう楽しみ方が名古屋にはあります。要するに、「一度値切って二度美味しい」という事でしょうか。

 さて、何のことやらよーわからん話を延々とつづけてしまいましたが、要するに「私はビンボー」という事をただ単に言い訳しておきたかったと、ただ其れだけのことであります。(*_*)\(-_-;)スナ!



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posted by サンタ at 09:41| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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