2013年02月01日

山劇 No.004 眼鏡を替えたよ

山劇/となりの山劇シリーズ
メガネの価格が下がって来たぞ

 久しぶりに眼鏡を新調しました。10数年ぶりでしょうか。今迄使用していた眼鏡はフレームが折れていまして、その度に瞬間接着剤のお世話になっています。セルフレームならではの荒技です。その修理痕が白い筋になって見えてしまっているのですが、何だか柄のように見えるらしく、自ら暴露しない限りばれることはありません

 そうしてだましだまし使用してきたメガネも、レンズ自体に傷が入ってきてかなり痛んできました。いつまで我慢できるかという我慢比べみたいなところもあったのですが、先日久しぶりにフレームが折れたのを機会に眼鏡を新調する事にしたのです。とはいえ、いわゆるメジャーな眼鏡屋で売っている価格はとても手が出ません。安いという宣伝している「メガネスーパー」や「メガネプラザ」でさえもさほど安いとは思えなくなってきました。一番最近では友人のウチである宝石貴金属メガネ屋で購入したのですが、どうも品揃え的にイマイチな所があります。

 あんまり遠くまで行きたくもないので、自宅から車で気軽に行けれる範疇で探すと、「キクチ」「和光」「千賀」「三城」辺りがメジャー級であり、その他を探すと、2本で一本分の料金という「テレホンメガネ」があります。ここは基本的に半額という理屈ですが、高級ブランド品を中心に品揃えがしてあって、どちらにしてもちょっと手を出しにくい感じがします。それで、とにかく安い眼鏡屋は無いかと今迄にいろいろ探しまして、激安の「赤札堂」という眼鏡屋を見つけたんですわ。まず、その名前からしてすごく安そう(笑)。一応チェーン展開している店で、それなりに信用もある・・・のかな? 場所は長良川の河渡橋近くで、近くにユニクロとテレホンメガネがあります。

 実際に行ってみると店舗自体は小さいのですが、それなりに品揃えがありそうです。実は今迄使用していたセルフレームのメガネのレンズ交換を頼んだことがあるのです。その時のレンズは従来使用していたレンズよりも一段階軽量 薄型を選びましたが、レンズ交換だけでも市価の半額でした。その頃は他よりも安いな、と言う程度の認識だったんですが、最近になって売り方が変わりまして、「フレーム半額、レンズ無料」というセールスを打ちだしたのです。この方式で行くと、定価1万円のフレームを選ぶときっちり5000円で仕上がります。決して広告にウソは無いようです。

 どうせお金も無いことだし、この際ですから割り切ってみようかと思って店に出かけたのです。さて、いざ自分の使うメガネを選ぶとなると迷うんですねー、これが。店員もあんまりあれこれとアドバイスして来ないのがいいのか悪いのか。とりあえずどんな種類のメガネがあるのか一通 り眺めて回ったのです。するとねー、最近の流行というのかね。やたら小型なメガネがばかりしか無いのです。小型でしかも細身のタイプね。

 そういえばメガネも流行があったっけ。大昔にメガネを初めて作った時は大型レンズを使用したいわゆるナス型が大流行で、誰もがこのメガネを掛けていた。この当時のメガネはガラスレンズが主流だったので、メガネ自体が重いこと重いこと。

 次に流行ったのはセルフレーム。現在でもメタルと人気を分けている。その主流はべっ甲のような柄だったが、どうも自分には合わなくて、細身の黒縁を選んだ。レンズもプラスチックに変わった。そしていつからか、縁なしと呼ばれるフレームがブレイクしたっけ。一方、メタルフレームの方もいわゆるボストン型と呼ばれる形がトレンドとしてしぶとく残っていた。ところがね、今のフレームは小型で細身なんだよね。フレームの素材はセルもメタルも縁なしもあるが、形は似たようなもの。

 うーん、何だか流行り物ってのも嫌な感じがしたので、もっとレンズが大きいメガネを探すと、いきなりそれこそ『中年以降』の人が使用するようなじじむさいフレームになってしまうのである。それも困った。それにしても最近のフレーム素材としてチタンが普及していて、かなり軽量 になった。それとウワサの「バネ丁番」というのを初めて触った。あれは型崩れ防止用に外側に開く丁番なんだな。

 形状記憶金属を使用したフレームもあった。熱湯に入れると元に戻るというアレである。メガネにはトラブルがつきものだから、それで元の形に戻るのは魅力的だな。店内の品揃えに偏りがあるのか、世間的にそういうものなのか、他の店を偵察していないので判断しかねるが、中間サイズが全く無いのである。細身小型はいくらでもある。それでも何度かは『中年壮年熟年』タイプの中からマシなフレームを選ぼうかと試みたが、やはり抵抗があって、心は若向きのフレームに向いてしまった。

 ちなみに今迄使用していたメガネは「56□19」というサイズである。「56」というのはレンズの左右幅であり、「19」は両方のレンズの間のサイズとみた。さらに、フレームによってはその右に「144」という数字があるものもあるが、これは左右レンズの外側同志の間隔ではあるまいか。実際に物差しで測ったらそうなった。そういえば、昔使用していたメガネは「62□??」だった様な気がする。

 店内にある最近のフレームは「50□??」とか「48□??」なんてのがごろごろしていて、いくらなんでもこれは物理的にムリ。というのも、自分でいうのもなんだが、頭がでかい。そこでその中でも少しでもマシなフレームを探すと、どうにか「52□??」という2種類のフレーム見つけた。一つはレンズの下側のみが縁無しで、もう一つはチタンフレームである。ちなみにウチのカミさんによると、縁無しの方が顔に馴染んでいて、チタンフレームの方は「オバカ」に見えるという。でもねー、どちらにしてもフレームが完全に視界に入ってしまい相当に違和感がある。その違和感からすると縁なしの方が視界が広い感じがするが、どうもフレームが華奢なのが気にかかる。結局、チタンフレームの方を選ぶことにした。正確なサイズは「52□19 144」である。

 このフレームはチタンでフレーム自体が細くて、手に持つと驚異的に軽い。縁無しのもう一つのフレームよりも格段に軽く感じる。だから、レンズもさらに薄型を選択した。無料レンズは普通 のマルチコートタイプなので重い。今迄しようしていたメガネのレンズはそれよりも一段薄いタイプで、軽いなーっと感じていたが、今度セレクトしたレンズはさらに薄型軽量 になる。

 さて、その新しいメガネは今度の水曜日に出来上がるそうだが、平日は会社があるので取りに行く事が出来ない。という事で今度の休日に取りに行く事になる。

 そういうわけで、今は未だ前のメガネを掛けているが、すごく不安である。今のと比べると遥かに小さなメガネで良かったのだろうか。フレームが視界に入る事に違和感はないのか。だんだん心配になってきた。

【本日支払った金額明細】
●フレーム チタン(キクチタケオ) 13000円
●レンズ 高屈折99 7000円
消費税 1000円
合 計 21000円

>と、ここまでは注文した当日の話。
>以下の文章は、それから2週間たっている。

 今、新しいメガネを掛けている。もうかれこれ1週間程使用して、やっと慣れてきたかな?って感じ。やっぱりね、そのフレームのせいか、最初は視界がすごく狭いと感じた。何というのかな、丸い水中メガネをつけている感じ。物を見るのにいちいち首を動かさなければよく見えないんだ。それとレンズの屈折率のせいか、レンズ中央はいいけれど周辺部分に目が慣れない。だから、最初の数日間は目がすごく疲れたような気がする。仕事をしていても何だか上の空って感じがした。メガネを替えただけでこんなに感覚が変わってしまうものなのか。

 でもなんとか慣れるもので、今ではまだ気にはなるが、それほど苦痛でもなくなってきた。もう暫くすれば完璧に慣れるのではないか。ちなみにフレーム選びの時にカミさんが言った「オバカ」というのは、まるで若作りしているように見えるという事である。年齢相応に見えないと、そう言いたかった訳である。決してオバカな形を したフレームという意味ではない。誤解無きよう。

 それにしても今度のメガネは軽いよ。わざわざ重量を量ってみたら15グラムしかない。その前に使用していたセルのメガネは32グラム。カミさんの縁無しは27グラムだった。軽くなったものだ。



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ラベル:山劇
posted by サンタ at 21:48| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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