2013年02月01日

山劇 No.001 ヘキサー購入顛末記

山劇/となりの山劇シリーズ
買うと決めたら買うしかない

 実は内容的には某会議室で公表した話の続編になります。あの時の話をごく簡単に言うと、昔々ヘキサーっていう当時としてはエポック的なカメラがありまして、それを最近になってたまたま米兵をぶらついてた時に中古で出ているのを見つけて、欲しいんだけどどうしようという所で終わっていたはずです。  実はあの当時には未だはっきりと購入を決めていなかったのですが、その話には後日談がありまして、今回はその話です。

 それでその後、数日考えた末に購入を心に決めて、その金額を握り締めて大須の米兵へ行ったのです。そしたらいつの間にか売れてしまっていて姿も形も無かったんですね。
 普通だったらここであっさりと諦めるところなんですが、ところが、あれだけ悩んで一旦は購入する決意をしたものですから、もう頭に血が上ってしまい、こうなったら新品を買ってやる!とばかりに栄にあるトップカメラへ行き、同行したカミさんに「あるだけ金を出せ」と財布を強奪したところ、合計しても売値から5千円ばかし足りなかったものですから、結局その日は購入できなかったのです。

 さて、あの時に勢いで購入出来ていればよかったんですけど、自宅に帰ってから改めて考えると、やはり金額が高いと実感したんですね。購入金額はストロボを入れるとおおよそ65000円。そんな金額の資金をどうやって調達するのか?。
 とりあえず米兵で購入してやる!と意気込んだ40000円はどうにかヘソクリから出しましたが、既に残金はありません。 いつもやっている釣り銭貯金の容器がそろそろ一杯になりそうなので、それが10000円くらいはあるとして、もう一押し欲しいところ。そこで、手持ちのカメラの中から絶対に使用しないカメラを処分したらどうかと考え、オリンパス「XA4」を米兵の「グッドバイショップ」へ持ち込んでみたところ、4000円という値がついたんですね。これがきちんとした完動品だったらよかったんですけど、付属のストロボが故障していたのです。そこでもしストロボも問題なく動いたなら10000円は出せるという話だったのですが、故障しているものは仕方がありません。とりあえず、3000円以下だったら売るのを止めようと考えていたので、4000円という値がついた「XA4」とはその場でバイバイしてしまいました。

 さて、これで合計が54000円(見込)になりました。残る分はカミさんから小遣いの前借りって事にして調達し、なんとかめどがついたのでさっそく翌日会社の帰りにトップカメラに寄り、店に入るなり早速店員を捕まえました。

「これが欲しいのですが」

 店員は在庫を確認しますからと言って奥に入ってから戻ってくるなり、

「デート付きはありますが、デート無しが在庫を切らしています」

 そうはいうもののデート付きは必要無いし、そもそもデート無しより高いから予算オーバーで買えない。それでもってストロボの在庫も切らしているという。その店員はデート付きをやたら勧めてくるが、その気が無いとわかると、今度は取り寄せますからお待ちいただけませんかとクローズにかかってくる。
 しかし、気持的には今日は絶対に持ち帰るつもりでやってきたので、無いなら仕方がない。他の店に行きますと宣言して見切りつけることに。

 注文して下さいとすがりつく店員をさっさと振り払い、その足で栄地下にある「カメラのアマノ」へ行った。この店でもヘキサーを置いてあるのは確認済。まずは在庫を目視確認をしてから金額の交渉に入る。実は本体価格で言うと、トップカメラは税込みで62000円ポッキリで、アマノは税別 で59800円であった。税込みで考えるとアマノの方が約1000円高い。という事で1000円を値引き目標とした。

「ヘキサーだけど、1000円まかりませんか。」

 まずは単刀直入に言ってみる。

「この価格から1000円はちょっとつらいですが・・・」

「それなら税込みで62000円になりませんか。」

 間髪入れずに言ってみる。

「それならなんとかなります。」

店員は電卓をたたきながら少し渋い顔をしたが、さらにもう一押し

「ストロボも欲しいのですが、合わせてもう少し下がりませんか。」

 結局、本体と専用ストロボを合わせて67000円(税込)になり、価格だけで見るとトップカメラよりも安く上がったかもしれない。しっかりとフイルムまでもらったし。

 そういう訳で、やっとこさ念願のヘキサーが我のものになったのであった。あーややこしい。

 でもねー、冷静に考えるとやっぱりトップカメラの方が安いんだよ。それは直接的な価格ではなくて、ポイントの事。何点でいくら分かは忘れたけど、3000円分くらいのポイントがついた筈。でもそんな事よりもあの時は絶対に持って帰りたかったから仕方がないのだよ。それなりに親切だったトップカメラの店員さん、ごめんね。



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ラベル:山劇 カメラ
posted by サンタ at 20:50| Comment(0) | 本家山劇/となりの山劇 | 更新情報をチェックする
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